オヤジのライブ 2011.09.04 高円寺スタジオK | Dream Lights

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Blieve ! Sea of Dreams
ハーじゅう〜ツェ〜

3週続けてのライブ、最終日です。
『ニューパーシモンズ旗揚げライブ(in 東京)』と大々的に銘打った、元がむがむ、柿沼タケシさんのライブサポートで、ひとまずライブ終了!

クルマにアンプ機材を積んでいましたが、現地へ行ってみるとステージにフェンダーのベースアンプがセッティングされていて、一瞬迷ったんですけど、そのまま使わせていただくことにしました。。。

決して手を抜いたとか、そういうことではありません(笑)

ちょっと会場と駐車場が離れていたので、その運搬をしなくていいのは、汗かかなくて済むな~と。。。
一応、そのことを想定して、着替えも用意してきました!

高円寺のスタジオKは2年くらい前に一度出たことがあります。
そのときは『がむがむ』再結成ということで、柿沼タケシさんたちとジョイントライブでした。

今日柿沼さんと、こうしてライブをするというのは、かつて『がむがむオーディション』を受けたボクとしては、何となく感慨深いものがありますね。
36年も経って、こういう形でご一緒できるなんて、考えてもみなかったことですもんね~

と、目を閉じて腕組みしている場合ではなかった(笑)

そうだ、お昼を食べてなかった!・・・ソッチカヨ

ボクとH教授は、柿沼さんに教えてもらって、会場近くの何でもないラーメン屋さん(失礼!)に行き、チャチャっと・・・
普通の醤油ラーメンでしたが、スゲ~美味しい!!
そうか、環七沿い高円寺あたりって、ラーメン店の激戦区じゃなかったっけ!?

と、休む間もなく、リハーサルに突入。
ベースアンプはフェンダーのコンボアンプで、100~200Wクラスでしょう、コントロール類も簡単なので、調整は楽そうですが、なにしろ音も何もわからないので、先ずテキト~にセットして1曲。
ボクとしてはマズマズの音でしたが、ちょっとPA担当の方に聞いてみました。

『この音量ですと、場内に直接届いてしまいますよね』
『そうですね、そのまま届いているので、PA抑えます』
『じゃあ、こちらで音量落としますので、PAで拾ってください』

いつもでしたら、ステージが狭いので、ボクはベースアンプの真後ろで、キャビネットに張り付いたようになって演奏することがほとんどですが、今日はメンバーも少なく、ステージも広いので、ちょっとベースアンプを自分から離して座りました。

自分はあまり大きな音を出さず、PAに綺麗に拾ってもらって、ベースアンプから程よい距離で演奏するという、今日はそんなイメージを持っていたのでしたが、実際にリハーサルを続けていると、だんだんベース弾けなくなってきちゃって、それがどうしてなのかわからないまま、とうとうリハーサルが終了してしまいました。

それから本番までのあいだ、なぜ弾けなくなったのか、ずっとそのことを考えていて、今日はヤバイぞと・・・
それが、自分のコンディションの問題であるのか、使ったことのないベースアンプのせいなのか、PAなのか、すぐに原因が見い出せず、かなり長い時間、この状況がナンなのかを考えていました。。。

考えられることは全て考えていたのですが、ベースアンプの音量を下げたことが一番の原因で、しかも自分からベースアンプを離し、さらにスピーカーは自分に向かっていない、という『広々セッティング』が原因だと結論付けました。

イメージしていた演奏環境が実は悪い方へ働いていたと。。。

このセッティングによって、結果的には自分のベース音を遠くからモニターすることになってしまい、悪いことに?ステージモニターからのベースの返りが一緒になって聞こえていたんです。
つまりは、離れた2つのスピーカーから、自分でピッキングした音がタイムラグを生じながらステレオ効果で聞こえてくると。。。

ステージ経験のある方は絶対やったことがあると思いますが、場内ではどんな音が聞こえているのか、それを確認したくて、シールドをつけたまま客席まで降りてみたことがありませんか?
客席で自分の楽器を鳴らすと、まあPAの音は確認できますが、それ以前に自分のピッキングしたタイミングとPAやステージ上から鳴っている音が合いませんね、ちょうどそれと同じだと思ったんです。

それじゃ弾けないよな~~!

そしてギリギリ本番直前に出た答えは
ベースアンプの音量を上げることと、ベースアンプを自分の真後ろに置いて、直にベースの音を確認することでした。

これまでのライブでは、ベースアンプの真後ろで弾いていたので、逆に言うと、狭いけど自分の音だけは確実にモニターできるんですよね。
そのためにアンプベンチも使っているし、いい効果を出していたんだと思いました。

先ずステージ内で自分の音のモニターだけは正確に掴まないと、結果的に何も弾けなくなるという、ソラ恐ろしくなるような、でも、ものすごくいい経験をしたと思いましたね。

ん~、それだけで記事のほとんどを使ってしまった・・・(汗)

ライブそのものは・・・でもおかげさまで、だんだんいい状況になったのは確かです、危ないところでした。

さて、話が前後しますが、リハーサル後に携帯を見ると、着信がありました。
『おっ!?N氏からだ!!』
そうです、やっとアコベが到着しました。

しかし、今日は行けないので、翌日引取りに行くと伝えました。
ついでに、弦高をバズが出ないギリギリまで下げてくれるよう、依頼もしました。
N氏が言うには、ナットが高く切ってあるらしく、ちょうどウッドベースのような押さえ方になってしまうそうでした。
ですので、ナットも切ってもらい、ブリッジの駒も削っていいから、とにかく下げてくれと。。。

『弦、どうしますか?』とN氏

と言いますのは、以前Takamineを売却した際に、トマスティックのナイロンコア・ブロンズ弦も一緒に売却したんです。
3セットくらいあったんですけど、お店ではそれを在庫していたので、それに張り替えますか?と。(ダ~タで(笑))
ボクは喜んでそうしてください!!と伝えました。

リハで凹んでいるときに、思いがけず嬉しい情報で、気持ちを前向きに切り替えた、というすごく単純なボク。。。