名古屋ライブの続きです。
一夜明けて、朝起きると両足のふくらはぎ、右足の脛が張っていて、これは長時間運転のせいですね、アクセルワークだけでコレ(笑)
すみません、続きの記事は例によってベースの話題です。。。
ライブハウスのサイトには、確かベースアンプは3種類から選択できると書いてありました。
アンペグ、トレース・エリオット、マーシャルでした。。。
アンペグのキャビネットは少し惹かれましたが、使用に耐えうるものかどうかの判断がつかないということで、結局無難に自分のセットを持って行きました。
ステージは、いつもの赤坂グラフィティよりも広く、特にここは奥行きのあるステージで、ちょうど見やすい位置に譜面台置けるし、キャビネットからの音もちょうどよく聴こえる位置に立てるので、そんなことですごく開放的な気持ちになります。
後から考えると、それは演奏に影響していたかも知れません。
身動きできないような立ち位置で、自分のベースの音もスピーカー直撃みたいな環境ですと、演奏も『縮こまって』しまいがちです(笑)
今回『開放感』がよかったのかも知れない!
持ち込んだベースは結局2本。
リハーサルではKAYを使う曲はやらないということでしたので、Sugi1本だけ持って行くつもりでしたが、最後の曲として『やる!』と決まった以上、持ち込まないわけにはいきません。
まずそんなことは起きないでしょうけど、非常時の予備として、どっちにしてもKAYも持って行った方がいいかな、とも考えてもいたので・・・
でも、KAYで全曲やったら、すごいサウンドになりますよ(笑)
さて、リハーサルでは、最初マークベースのラインアウトからPAに繋いでいたのですが、『ジ~』と付き纏うようなノイズが気になっていました。
コンセントプラグを反対に挿しても、シールドを動かしても直らないので、もうあきらめていました。
リハーサルも半ばになって、ドラムのKちゃんから、ベースとエレキギターのモニターが返ってない、というクレームがあり、PAさんはその対処に・・・
4系統ということでしたので、かなり細かい調整ができる(はず!)。
しかしこれが、何をやっても効果がなく、一時演奏を中断してPAチェックに時間をとる事態に。
そして、なぜかそのチェックは、ベース環境にまで及ぶ。。。
『じゃあ、DIでやってみて!』
一人ステージにいる若手スタッフのお兄さんは、PA卓の指示を受けて忙しい。
『申し訳ありません、もしよろしかったら、こちら、DIで繋いでも・・・』
『ボクはどっちでもいいですよ』と、ベースは急遽DI経由でPAに送られることになりました。
でも、おかげで?気になっていたノイズも見事になくなったんですね。
どういう関係があるのか、まったく訳がわからないのですが、ベースをDI経由にしたら、ドラムのモニターに返ってきました。
しかも同時にギターまでいっしょに!!(笑)
どうなってんだろ・・・
DI経由ということは、自分のベースアンプからの音は単なるモニターということになり、せっかく持ってきたのに!という気もしないではないですが、でもノイズが切れたし、その方がうれしくて逆に気が楽になりました。
自分のモニターさえいい音が出て、それで自分が気持ちよく弾ければ、場内の音はお任せします!という、ある意味無責任でもあるけど、でもそれでいいんじゃないか!?と、なぜかふとそう思ってしまいました。
それもアリだな~と。。。
ライブの後でH教授に聞くと、ラインアウトもDIもたいして変わらないですよ、ということでした。特にアンプをフラットで使うのであればどちらもそんなに変わらないと。
マスターボリュームは通さず、ゲインとEQを通ってパラって片方ラインアウト、片方マスターに行くので、そんなに変わらないはずだと(言ってました)。
たしか、そんなことでしたよね、合ってる?H君(業務連絡)。
ちょっとDI見直しました(笑)
で、今回ほどほどの距離でキャビネットのモニターを聴くことが出来たので、気になっていた『歪み』がほとんど気にならなくなりました。
たしかにピッキングによっては、その気配があって、もう少しピックアップを下げようかと思いましたが、自分で気にならないのであれば、これでもいいかと思って、そのままに。
こうして考えると『ほどほどの距離』というのは、やはり重要なことだったんです。
キャビネットからボクの背中?に届くまでの距離、つまり空気感ですかね。
ボクの背中に、周囲の空気も拾ってから音が届くという空気感が絶対必要です。
オーディオのスピーカー聴くのだって同じですよね。
キャビネットのネットに背中当てて弾いているようじゃ、マトモな音を聴いているとは思えません。
自分の音のモニターするのでも、ある程度の距離は必要なんだと今回実感しましたし、ステージに奥行きは必要だと(笑)
立ち位置が広いのと、キャビネットの音が綺麗に聴こえる影響なのか、すごくSugiがいい音で鳴っているのがわかって、アンプ直ですから本体のコントロールと自分のコントロールだけでしか音の変化は作れないんですが、これが見事に多様な音を作ってくれます。
と同時に購入当時より明らかに音が良くなっていますね。
そうなってくると、自然に弾き手もそれに応じるような形となって、それで最近自己ベストだ!とか調子いいこと言ってるんだと思います(笑)
Sugiに関しては、もう何も文句をつけることがありません、これも自己ベストです!
いい楽器手に入れました
ということで家に帰って、疲れていましたが、感謝の気持ちを込めて、先ずは2本のベースを綺麗に拭いた。。。