ポチするのは無理じゃない!
世の中には人の考えや意見をことごとく否定して潰してしまうのが趣味な人がいる。
「そんなの無理!」「そんなん出きるわけがない!」「時間とお金がどれだけかかると思っているのか」等々。
これらの言葉って言われた本人もさることながら聞かされた周りの人まで嫌~な気分にさせられる。
先日の事、某SNSのニュースで「高齢者の運転免許返納について」意見が出てた。
そこのコメント欄で、色んな人が自分の経験や意見を書いていたのだが、それらのコメントにことごとく否定的なコメントをする奴がいて暗~い気分になった。
そんなの無理に決まってる。
そんな事業を始めるお金がどこから出るのか??等々。
現実にはそうに違いないのだが、とにかく否定して人の意見を潰すのが趣味みたいになっている。
間違っても「OKブラザー!お前の考えはファンタスッティックだ!!一緒に問題点を考えよう」とはならない。
日経新聞朝刊の連載小説「琥珀の夢」伊集院静さん。
サントリー創業者の鳥井信次郎さんが主役の小説だが、丁稚奉公で経験を積んだ信次郎さんが、洋酒の奥深さに魅せられて酒を造る物語。
ベンチャー魂の塊みたいな信次郎さんの背中を押したのはお父さんであった。
「信はん、やりなはれやったりなはれ!」
「後の事は考えんと思うようにしたらええねん!」と。
もしお父さんが「そんなの無理や!止めとき」と言ってたら今のサントリーは無かったであろう。
北海道にある植松電気の社長さんが言ってた。
「この世からそんなの無理って言葉を失くしたい!」と。
子供の頃、ロケットを飛ばす夢を見ていた植松さんは、毎日のように教師や親戚や周りの大人から「そんなの無理」と聞かされていたらしい。
その反動かどうか、自分で会社を作ってロケットを飛ばす夢を追いかけていると言う。
さて、高齢者が運転免許を返納したら病院や買い物に行く足が無くなるのは切実な問題である。
都市部に住んでいるとそんなに不便は感じないかも知れないが、ちょっと郊外に行くと車がないと生活できない現実がある。
そこで、「ウーバーテクノロジーを利用してはどうか?」とどこかで読んだ。
「ウーバー」とか「ライドシェア」で検索すると分かると思うが、要は「白タク」である。
白タクとは営業ナンバー(緑)をとってない自家用車で人を乗せてお金を貰う行為で違法である。
スマホで近くに居る登録車を探して応じる車があれば、乗り合わせて病院や買い物に行ける。
タクシーよりも割安で、バスより便利で登録する人は空いてる車を利用して収入になる。
これぞ3方良しな気がするが、お役所が許可を出すかどうか・・??
海外ではかなり普及した地域もあるみたいだが、日本では「そんなの無理」と言われるのかな・・?
オレは自分で言わないようにしよう・・・ではない!
「そんなの無理」なんて言わないのだ!!