数日前の昼に自分で焼くスタイルのお好み焼屋に行った時のこと。
ピーク時間を過ぎていたので客の姿はまばら。(誰の毛がまばらやねん!)
すぐ隣のテーブルに冴えない風貌の中年男と老婦人が向かい合って座っていた。
母親と息子と思われるが、会話が弾んでいるようには見えなかった。
息子の方は、ソバを焼いたり、お好み焼をひっくり返したりと、甲斐甲斐しく世話を焼いているように見受けられた。
お好み焼も無事に焼けて暫くすると・・・「これおいしいね」「うん!おいしいね」と聴こえた。
その瞬間ズキンと胸を打たれた。
その声がとてつもない幸せ感を含んでいたのだ!
まるで「一杯の掛け蕎麦」の実録版を見ているような気がした。
テーブルの上が満漢全席である必要もないし、高級料亭のフグ料理である必要もない。
交わす言葉は少なくても大切な人と一緒にご飯を食べて「おいしいね」と言える幸せ。
俺も母親とこんな会話がしたかったのだ!と正直、羨ましく思った。
この親子の幸が続きますように!!(__)
続く令和の時代も麗しき平和が続きますように(__)
千代に八千代に
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