ワイルドに吼えろ!! -2ページ目

ワイルドに吼えろ!!

「TIGER&BUNNY」非公式なりきりブログだ!
つっても更新は、気紛れだ気紛れー。

そんなこんなで、今現在、ワイルド先生は大変困っています。

え、なんで先生かって?

それはほら、キースが今朝ベッドの中で「もし先生だったらワイルド君は体育の先生、私は理科の先生って言われたよ」なんて言い出したから先生ごっこを…って、そんなことはどうでもいいんだけど。

「ワイルド先生を誘うのに必死だからね。」

「え、必死なの?俺なんかちょちょっとひっかけたら、すぐころっといっちゃうのに。」

ベッドの上で足を絡めて、じゃれ合って。

他愛のない話にゴロゴロとシーツの上で絡まり合う。

「そんなことはないよ。飽きられない様にしなくてはいけないんだ。」

「ばーか。そりゃ、俺の台詞だ。飽きられない様にしなきゃ。」

あぁ、まずいな。この流れは、

「それこそありえないね!そしてありえない!」

「はいはい。皆そう言うんだよ、はじめのうちは。」

ヒラヒラと手を振り、軽く笑って誤魔化す。

こればかりは、いまだに受け取ることが出来ないでいる。

キースの愛ギフト。

「しかしワイルド君、我々は「はじめのうち」には少し長いと思わないかい?」

うぅ、痛いところを突いて来るなぁ。

天然のくせにこういうところ抜け目ないっていうか、鋭いっていうか。

前にも、こんな話何度かしたけど、結局俺うまく逃げれたような、どうだったかな。

「ええっとぉ?8ヶ月かな、出会ったのを含めれば9ヶ月?い、いやほらまだ1年経ってないし?っていうか、半年祝いしようと思ってたらとうに過ぎて…」

「…そうかい。つまりワイルド君は私とそこまで深い仲ではないと言いたいんだね?私だけがそう思っていたと…とても悲しいね、とても」

話、変えなきゃ…と思ったのに、キースがんなこと言い出すもんだからつい声を荒げてしまった。そういう意味じゃない!

「ではどういう意味なんだい?もう8ヶ月もいるのに君はずっと「はじめのうち」と言って受け取ってくれない。私が、怒らないとでも思うのかい?」

あぁまずい。この目は本気だ。

どうか怒らないで。そして見逃してくれよ。

この年になるとなぁ、恋なんて、卑怯で臆病で慎重になっちまうの。

信じてない訳じゃない。これからもずっと愛してる。

けど、失うのが怖いんだ…。

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「愛してる。」

今となっては俺にもすんなり言えちまう、最上級の愛の言葉。

慣れって怖いよな。

なんつって、まぁそれは冗談だけど。

次々に溢れ出る気持ちが抑えきれなくて、言葉に心を乗せて言霊にする。

「愛してるよ。」

何を出し惜しみしてたんだろ。馬鹿馬鹿しくなってくる。

「キース、愛してる。」

何度も贈るよ、だって愛してるんだもん。

たった5文字の言葉の中に 俺の心をぎゅっぎゅとおむすび。

なぁなぁ俺の気持ち、ちゃんとおまえに届いてる?

たまらなく、限りなく愛おしいと思う。なんて、恥ずかしすぎて言えないけど、

このままテレパシーかなんかで伝われとギュッと抱き締める。

「キース、キース…、愛してる!」

逢えば逢う度に愛おしさは増すばかりで、底が知れない。

追い打ちをかけるように贈られるキース特製愛ギフトに、

もがけばもがくほど、どんどん深みに嵌り込んで逃れられない。

まさに蟻地獄。

地獄?いや、天国の間違いか。

そんな俺にキースが言った。

「ぜひとも私に溺れて欲しい、そして深みに嵌って欲しい

救い出せるのは唯一…私であれば良い」

なんて、雄の顔して言われた日には、おじさんノックアウトでした。ええ。

もうこのKOH誰か倒してくんねぇかな。

勝てる気がしねぇよ。

普段、「えっ」だけの人とは思えない。思えねぇよ全く!!

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いつだって、俺に心地よい空間を提供してくれるキースに、俺は 甘えた。

「君が言ってくれればいつでも会いに行くよ!」

俺には月に何度か、究極に寂しくてたまらなくなる夜がある。

「キース…、」

試しに呟いてみた。

「ワイルド君…?」

5秒。

直ぐに返ってきたメールに泣きそうになった。

彼の言葉通り、キースはいつでも本当に待っていてくれた。

その次の夜も、また次の夜も。

「寂しかったのかい?」

「待ちきれなかったのかい?」

俺はキースの言葉に甘える…、あまえる…。

「ワイルド君」

「虎徹くん」

「虎徹…、」

あぁそうだ、それ…俺の、名前。

いつもの無邪気な声とは違う、

ひどく大人びた、低い声が脳内に響く。

もっと、聞かせて…。

心地よい柔らかな声が俺の身体を熱い何かで満たしていく。

「おいで。」

両手を広げて迎えてくれるキースに抱き付く。

背中に腕を回して、肩口に顔を埋めて、

肺いっぱいに息を吸い込めば、俺の大好きな愛する人のやさしい香りで胸がいっぱいになる。

キラキラ光る柔らかなハニーブロンドに指をからめてクシャクシャと掻き乱す。

何処までも透き通った綺麗なブルーアイに映る俺に嬉しくなる。

触れ合う肌からじんわり伝わる体温が愛おしい。

トクトクと聞こえる鼓動に耳を傾ければ、途端に押し寄せる安堵感に目蓋が重くなって…。

愛されていると、感じた。

もう、離れられそうにない。

それからもキースは飽きもせず、俺と一緒に歩いてくれた。

道の途中途中で立ち止まっては寄り道し、色んな人に手を伸ばして掴もうとする俺に、愛想も尽かさず、いつも傍で手を繋いでいてくれた。

けれど、バニーに伸ばした手を見て、少しだけ瞳を伏せた…ように見えた。

俺は見て見ぬフリが出来ない。

手を伸ばさすにはいられない。

けど、キースの手も離したくない。掴んでいて欲しい。

なんて我儘で自分勝手な俺。

嘘をつくのも、隠すのも嫌いで、正直に気持ちを伝える。

流石にもう、一緒には居てくれないだろうと、覚悟もしていた。

届いた手紙を恐る恐る読み進める。

「私は、君の手は掴まないよ。」

やっぱり…。

覚悟はしていたけど、いざはっきり言われてみると、やはり辛い。

「そのかわり、私が君を両手で抱きしめるから、

君の両手は君が差し伸べたいと思った人に差し伸べてくれ。」

言葉が出なかった。

俺なんかよりずっとずっと大人で、広すぎる心を持った青年に、言葉が出なかった。

どんだけお人好しなの。

バカなの?それとも天使なの?

この時の衝撃が強すぎて、今でも俺はこの言葉が忘れられないでいる。

それと同時に、俺の心もはっきり決まったんだ。

キースを、このキース・グッドマンを全身全霊愛そうって。

バニーちゃんを送り出して、キースを両腕で抱き締めたとき、

キースは俺の元を離れることを考えたりもしたことがあった、ということを話してくれた。

辛い思いを、させていたに違いない。

それでもずっと、変わらず俺の傍にいてくれたことに感謝の言葉しか出てこない。

よくよく考えてみれば、俺はキースにステイをさせてばっかりな気がした。

だからせめて、伝える言葉は惜しまないことに決めた。

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