よき歌のこよひ多きをえらみつつ心たかぶり吐息はいづる
―若山牧水
今年“最後の宴”「聖夜」となりましたが、
今宵のイブはいかがお過ごしのご予定ですか?
『フォーシーズンホテル椿山荘』 http://www.fourseasons.com/jp/tokyo/
クリスマスツリー
さて、「聖夜」には、サンタクロースが遥か北欧の彼方から、8頭のトナカイのソリに
プレゼントを乗せて訪れる“サンタクロース伝説”がありますが、
この伝説の“源”とさる聖ニコラウス司教が、のちに「サンタクロース」と呼ばれるようになった由来を
ご存知ですか?
伝説の“聖人”ニコラウスは270年、トルコのリシア州パタラの資産家の子息として生まれ、
両親の死後、莫大な財産を相続し、その財産を貧しい人々を救うために使いました。
ニコラウスは或るとき街に、貧しくて三人の娘の嫁入りの仕度金が作れない家族がいるのを知り、
その家の窓へ金貨を投げ入れ、三人の嫁入りを助けました。
このことが街中に広まり、人々から尊敬され“聖ニコラウス”と呼ばれるようになり、
その後も飢饉に襲われたミーラ地方の人々を救ったり、数々の奇跡を行ったと伝えられ、
やがて“聖ニコラウス”が訛り、「サンタクロース」と呼ばれるようになったことがこの語源の由来のようです。
そしてニコラウスが、窓から投げ入れた金貨が、偶然、暖炉の側に吊るしていた靴下の中に入ったことから、
クリスマスのプレゼントを靴下の中に入れる習慣が出来たと云われています。
その後、十二世紀から数世紀に亘って“聖ニコラウス”の祝日(12月6日)は子供の日となり、
とくにスイス、オランダ、ドイツ、フランスなどでは、聖人がかつて三人の娘を救ったあの伝説が元となり、
聖人の祝日の前夜に、子供へそっとプレゼントする習慣が出来て、
子供たちはベットの横に靴下を掛け、夜中のうちに“聖人”がプレゼントを届けに来てくれると信じていました。
それが、ルターの宗教改革(1517年)の頃からは、プロテスタント地方では、
この優しい司教の訪問が廃止され、
“聖人”は「贈り物を入れた袋を背負い、司教服に擬えた赤服に、赤い頭巾の長靴のお爺さん・・・」
に姿を変え、それをクリスマスと結びつけられ、現在のサンタクロースの原型となったようです。http://hw.sakura.ne.jp/~yumi/xmas/why/why06.htm
さらに、この習慣には北欧説も加わり、とくに雪の多いノルウェーやスウェーデンでのサンタクロースは、
「クリスマスの夜、トナカイのソリに乗り天から降りてきて、贈り物を配りながら銀のヴェールに包まれた街や村を廻って行く・・・」と云う伝説となり、
その後、イギリスやオランダからの移民がアメリカに移住した際にこの習慣を伝え、
それが世界各国に広まりました。
また、北欧説の“サンタの故郷”とされるフィンランドのロヴェニエミ・サンタクロース村から
世界中のサンタファンへ手紙を届けられる「サンタクロースからの手紙」は、大人気のようですから、
このフィンランド・ラップランド州政府公認 http://www.santaclaus-embassy.com
の
“手紙”を、来年は是非、クリスマスに向けた心温まるメッセージとして
昨夜「フォーシーズンホテル椿山荘」のクリスマスツリーを見た後、由美ママは、四季折々の風情を感じる広大な2万坪庭園に佇む料亭『錦水』http://www.chinzanso.com/restaurant/kinsui/
で雅なひとときを愉しみました。
日本庭園が見事な料亭『錦水』は、由美ママブログ http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10265674119.html
(5月22日号)にも何度か登場していますが、庭園の見事な景観と四季の旬菜をゆったりと堪能できる都会のオアシスです。
締めは芥子の実の麺!
柊の葉 の間より 花こぼれ ―高濱虚子
「椿山荘」の料亭『錦水』で寛ぎ、すっかり気分は“和”の由美ママでしたが、今宵イブの由美ママは、“白一色”の純白の和装 にて銀座へと出かけます!!!