銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です
大腸がんの一次治療に新しい治療法が加わるかもしれません
つい先日の発表
2年間の無再発生存率が、抗がん剤治療だけと比べて50%近く上昇しています
SNSで拾った試験の成績です
#GI24 @ASCO
— Sharlene Gill, MD, MPH, MBA (@GillSharlene) January 20, 2024
CHECKMATE 8HW 🫳🎤
dMMR mCRC - nivo + ipi1
Dr Thierry Andre
📌 PFS HR 0.21, p<0.001 ⭐️
📌 2y PFS rate 72% v14%
➡️ No early crossover of the curves! 🙌
➡️ replaces pembro as SOC in 1L dMMR mCRC @OncoAlert #CRCsm pic.twitter.com/iPaZ8ysGMk
上の赤い線がオプジーボ+ヤーボイ群で、下のグレーの線が抗がん剤群です
3か月あたりから分かれて、オプジーボ+ヤーボイ群はずっと高い状態を維持しています
4年近く経っても、まだ中央値に達していません
副作用を見ると、
オ+ヤ 80%(Grade3-4 23%)
抗がん剤 94%(Grade3-4 40%)
と、抗がん剤治療よりも副作用が軽くなっています
日本もこの臨床試験に参加しているのと、第3相試験なので、承認は早いと思います
オプジーボ+ヤーボイは、すでに二次治療で承認されていますが
一次治療の免疫療法はキイトルーダだけでした
免疫チェックポイント阻害薬は大腸がんの歴史を変えるくらいスゴイ治療法ですが、
約1-2割の人で、開始直後に腫瘍が急速増大してしまう可能性があります
まだまだ、免疫チェックポイント阻害薬は諸刃の剣と言えます
当たればすごいんですけどね、、、、
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