今回のブログには
花咲き乳がん
(皮膚に浸潤した乳がん)
の写真があるので注意してください
以前、ブログで紹介した患者さん
この方の乳がんの状態は
約10か月前の初診時で
両側乳がん
+右側乳がん皮膚浸潤
+右腋窩リンパ節皮膚浸潤
+肺転移
ホルモン受容体(+)
Her2(+)
Ki67=60%!
*Ki67はがんの悪性度を示す値で
30%以上だと予後が非常に悪い
という何とも大変な状態でした
ハーセプチン+抗がん剤+遺伝子治療
で肺転移は消失したものの
皮膚浸潤がなかなか良くならず
治療に難渋していました
そこでマイクロ波を始めたところ
どんどんがんが柔らかくなり
この感覚はビックリでした!
硬い岩がこんにゃくに変わった
イマイチな例えですがそんな感じ
そんなタイミングで標準治療も
ハーセプチン+抗がん剤
→カドサイラに変更したところ
皮膚浸潤がものすごい早さで
無くなっちゃいました…驚
見るのは怖いけど続きが読みたくて
見ざるをえなかった方のために
ここではイラストタッチしました
実際の写真は最後にあるので
そこは見ないようにしてください
皮膚を飛び出した乳がんが消失し
短期間で皮膚に置き換わりました
この変化には本当に驚きました
患者さんとそのご家族の
喜びようと言ったら…涙
マイクロ波導入してよかった…涙
この8週間に行った治療の詳細
【治療名・回数】
マイクロ波 1回/週×7
遺伝子治療点滴 1回/月×1
遺伝子局所注射 1回/月×1
抗がん剤 1回/3週×2
CBDバーム 毎日塗布
【治療の説明】
①マイクロ波
・熱によるがん細胞の死滅
・がん新生血管の抑制
・平熱の上昇(免疫力UP)
②遺伝子治療
p53などのがん抑制遺伝子や
がん抑制RNAを投与することで
がん細胞のアポトーシスを図る
③抗がん剤(カドサイラ)
省略
④CBDバーム
麻の成分の一つで抗腫瘍効果がある
(ヒトでのエビデンスはまだない)
以前も、CBDバームが有効だった
乳がん皮膚浸潤の症例あり
【治療の副作用・リスク】
①マイクロ波
長時間の近距離照射による低温やけど
②遺伝子治療
発熱、頭痛、めまい、悪心・おう吐
患部の痛みなどすべて一時的
③抗がん剤(カドサイラ)
添付文章を参照
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00062677
④CBDバーム
熱感、かゆみ、アレルギーなど
【治療の費用(税込)】
①マイクロ波全身 5,500円×7
(キャンペーン期間中で割引)
②点滴(旧料金) 220,000円×1
局所注射 77,000円×1
③抗がん剤(カドサイラ)
保険診療のため保険料率による
④CBDバーム
5,500円×2
【担当医師(濱元)からのコメント】
全例でこのように改善するとは限らず
治療費ももっとかかる人もいます
副作用の程度も人によるので詳細は
治療を担当する医師とご相談ください
以上、BeforeAfter写真を掲載する際の
広告ガイドライン用の文言でした
さて、マイクロ波推しな私ですが
全てに有効かはまだ分かりません
ただ、以下の体表に近いがんには
特に有効だと考えています
乳がん、皮膚がん/転移、悪性黒色腫
甲状腺がん、軟部組織の腫瘍(肉腫)
頭頚部がん、口腔がん、舌がん
転移リンパ節など
次に、少し深い組織のがん
胆のうがん、(表面に近い)肝臓がん
胃がん、大腸がん(一部)、肛門がん
子宮頸がん、前立腺がん、膀胱がん
(表面に近い)肺がん、骨転移など
深部に存在する膵臓がんや腎臓がん
肝臓がんや肺がんの一部は
ちょっと難しいかもしれません
(まだ症例が無く効果不明です)
実際にマイクロ波を照射する際は
患部だけでなく足裏や腹部も照射し
体温を上げるようにします
今回の乳がんの患者さん(高齢)も
マイクロ波治療を繰り返すうちに
いつも35℃台と低かった平熱が
36℃前半まで上がっていました
高齢になればもちろんですが
がん患者さんって何となく
平熱低い人多いんですよね…
ホントかどうかは分かりませんが
こんなこと言ってる人もいます
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68083
患部に照射するのはもちろん、
照射で体温上昇を狙うことにも
マイクロ波の意義はありますね
そういえば、他の適応として
神経痛とか筋肉痛にもいいので
(整形外科や整体、リハビリでも
マイクロ波は使われています)
もしかすると
がん性疼痛も改善するかも…
マイクロ波治療の料金ですが
3月末までの限定割引が終了し
患部一部位のみ 5-10分
11,000円(税込)
患部+全身 20-30分
22,000円(税込)
遺伝子治療等と併用する場合
患部+全身 20-30分
11,000円(税込)
となります
(HPにも掲載しなければ…汗)
*初診料16,500円がかかります
2回目以降は再診料はかかりません
照射頻度は週に1~2回程度が理想で
がん種や併用治療にもよりますが
最低でも8回以上は必要だと思います
抗がん剤や遺伝子治療・免疫療法との
相乗効果も大いに期待できます
(治療の邪魔をすることはありません)
さて、患者さんの実際の写真です
見たくない人は引き返してください
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まだ赤みや潰瘍部はありますが
触ってもしこりは触れないので
がんはほぼ消失したと考えます