当院で使用しているCBDバームは
日本では化粧品に分類されますが
医療機関専売となっています
化粧品なので効能効果は言えませんが
当院では
・抗がん剤の副作用の改善
(しびれ、手足症候群、口内炎など)
・手術の創の痛み
にはよく使用しており、
ブログ等でも紹介してきました
CBDバームの意外な使い方#大腸がん#抗がん剤#口内炎#副作用#難治性#口の中に塗る pic.twitter.com/Qwkcb3TN8e
— 銀座みやこクリニック (@ginza_miyako) October 6, 2020
こういった症状の緩和以外に
CBDには
抗腫瘍効果
があることが分かっています
悪性黒色腫(メラノーマ)への効果は
論文でもよく取り上げられています
Cannabinoids as a Potential New and Novel Treatment for Melanoma: A Pilot Study in a Murine Model. J Surg Res. 2019 Mar;235:210-215.
”カンナビノイドは、メラノーマに対して新しく画期的な治療法となる可能性がある”
皮膚がんに効果があるのであれば
乳がんの皮膚浸潤に対しても
効果があるかもしれないと思い
ある患者さんに試してもらいました
結果がこちら
この患者さんは乳がんに対して
内服で抗がん剤治療をされています
しかし、皮膚浸潤部からの浸出液や
出血がひどくて困っていたところで
CBDバームを試してもらいました
1か月で小さい方の潰瘍が埋まり
3か月でもう一方も埋まっています
出血も浸出液もなくなったので
QOLが上がったと喜ばれていました
抗がん剤が効いただけじゃないの?
と思う人もいるかもしれませんが
腫瘍マーカーを見せてもらいましたが
この3か月でほぼ横ばいでした
ということは、皮膚浸潤に対しては
CBDが効いていると思われます
他に経過を見ている患者さんで
皮膚浸潤が改善している人もいます
*この方は標準治療拒否なので
肝転移は進行していますが
皮膚浸潤は落ち着いています
乳がん皮膚浸潤に対しては
抗がん剤の効きに期待するしかなく
抗がん剤が効かなくなった後は
ロゼックスゲル🄬
メロリン🄬ガーゼ
カデックス🄬
など対症療法しかありません
これらは止血やにおいを取るだけで
抗腫瘍作用は一切ありません
まだ2例しか経験しておりませんが、
表面の腫瘍は進行を抑えられており
CBDによる抗腫瘍効果が見られている
という可能性があります
乳がん皮膚浸潤に対して
守りの治療(対症療法)だけではなく
攻める治療となる可能性があります
ただ、自費診療になるので
それなりに費用が掛かります
初診料 12,500円+税
(オンライン診療可)
CBDバーム 7,000円+税
CBDバームは小さい範囲だと
数か月は持つので
経済的負担がそこまで大きくなる
ことはないと思います
乳がんの皮膚浸潤の患者さんで
CBDバームを用いた治療に
ご興味がある方は
クリニックまでご連絡ください
電話:03-6228-4112
メール:info@gmcl.jp