記録的な異常気象の中、東京も戻り梅雨はもう明けたのか？！なんだか今日の銀座も、とっても蒸し暑いです。さて本日は、現在放送中の武井咲さん主演・黒革の手帖2017のオープニングに使用されている黒べっ甲翡翠18K付きかんざしをご紹介させて頂きます。とはいうものの、実際に使用されたかんざしはすべて完売してしまったので、デザイン違いのものになります。
天然の本翡翠を、全体の色合いを均一に整えるために染めた、染め翡翠を使用しています。主に夏におすすめな準定番のべっ甲かんざしになりますが、正直年間を通すとそれほど多く売れるものではありません。しかし今年は不思議と黒革の手帖が放送される少し前辺りから、1本、また1本と、そして放送が始まってからも売れ、気が付けば本日ごご紹介するかんざしが最後の1本となってしまいました。
急ぎ取引先へ注文するも、在庫が無く、また新たに製作しようにも肝心の良質の翡翠玉の市場価格が高騰、またはほとんど手に入らず、次回の納品予定の目途も全く立たない状態です。職人さんの話では、明るめの翡翠（本来の翡翠としての価値は高い）なら、高価だがなんとか手に入らないでもないそうですが、かなめ屋でお取り扱いしている黒べっ甲に合う、深みのある翡翠となると、やはり染めなくてはなりません。またこの染の加工も結構難しく、思い通りの色に染まるかどうかは、実際に染めてみないと分からないとのことです。もしかしたら、仮に100個の翡翠玉を染めても、思い通りの色合いになるものはその1割程度になる場合もあるともお話しされていました。
▼「黒べっ甲翡翠かんざし｜夏に涼しげな翡翠。ちょっとしたパーティーから普段使いまでお勧め。」ブログ2014年06月30日号【完売】
https://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20140630.html
なるほど、職人（製造元）でも無いのだから、他店（市場）でも取り扱い店が少なくなっているのですね。もしかしたら、その影響でかなめ屋へも例年以上にお問合せ、ご来店が多くなったのかも知れませんね。
現在、ご注文を頂いておりますお客様も御座いますので、新たに製作する予定では御座いますが、先ほどの通り、気を長くしてお待ちいただく他無い状況です。ご興味のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
3年前にご紹介しましたかんざしとほぼ同じですが、少しデザインの異なったかんざしとなります。それではどうぞご覧ください。
きれいに色の揃った本翡翠。こちらはすべて天然の本翡翠に、少し濃い目の色調に色合いを整えるために、人工的に色を染み込ませた染め翡翠を使用しております。黒べっ甲の峰に18K製の枠を挟むことにより、黒べっ甲の黒色と、濃い目の色合いの翡翠のコントラストが一層引き立ち、きれいに映ります。
・黒べっ甲翡翠18Kかんざし 【abkbc170822-1】￥111,000+税 【完売】2017.11.
（染め翡翠6ミリ玉10個付き/18K/大きさ：約縦126㎜/横50㎜）
黒革の手帖（テレビ朝日）公式ホームページより
http://www.tv-asahi.co.jp/kurokawanotecho/#/
▼黒革の手帖第6話予告編（2017/08/24放送予定）
http://www.tv-asahi.co.jp/kurokawanotecho/story/0006/
黒革の手帖OP（TV映像）より
銀座八丁目見番通り、銀座かなめ屋店頭より
さて明後日の第6話では、原口元子、大ピン～チ
ちなみに、銀座の最高峰クラブ『ルダン』（架空）は、かなめ屋のすぐ斜前の建物です。
第6話でも銀座かなめ屋の本物のかんざしや帯留が出てくると思いますので、そのあたりにもぜひご注目してご覧頂ければ幸いです。
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