今日は、お客さまより「鶴のかんざし」についてお問い合わせを頂きましたので、つい先日完成したばかりのかんざしを1つご紹介させて頂きます。お子様の結婚式に、鶴の描かれた黒留袖をお召しになられるそうで、そのお着物に合わせて「鶴」のモチーフの入ったかんざしを探してお問い合わせを頂きました。
昨年、銀座かなめ屋創業80周年記念かんざしとして、鶴をモチーフにしたかんざし2種(一鶴は完売)をご紹介させて致しましたが、今回の新作は、黒べっ甲に日ノ出の陽の光にキラキラとまばゆく輝く、末広がりの富士山をバックに、朝もやの中を優雅に飛び立つ、番(つがい)の鶴を描いた、とても御目出度い図のかんざしです。黒留袖、準礼装用のお着物にお勧めです。
・「べっ甲桜富士文様螺鈿金蒔絵かんざし。末広がりな富士山。結婚式、入学式、成人式、おめでたいお席に」ブログ2014年03月29日号
・「べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし。吉兆、繁栄、長寿、御目出度い礼装用のかんざし。黒留袖、結婚式。」ブログ2014年07月10日号
朝陽、富士山を螺鈿で、鶴と朝もやを金蒔絵で描いております。太陽はご覧になる角度により青緑色から赤色に輝きます。
鶴には古来より吉兆に関連した様々な言い伝え、俗信が御座います。
「鶴は千年」、「長寿を象徴する吉祥の鳥」。夫婦仲が大変よく一生を連れ添うことから「夫婦鶴(めおとづる)」、「仲良きことの象徴」。鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天に届く(天上界に通ずる鳥)」。鳥類で唯一、ヒマラヤ山脈を飛び越せる能力があることから霊鳥とさたり、また日本各地にも「鶴が降りると降りたところに慶事のある知らせ」、「鶴が舞ってきたときは縁起がよい」などと一般民衆の間でも「めでたい鳥」として尊ばれています。また、「千羽鶴」も「鶴は千年」の言い伝えからきている習慣とも言われています。
亀にも鶴同様、「亀は万年」の言葉通り、様々な良き言い伝え、俗信が御座います。
浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、大変めでたい生きものとされています。また、甲羅の六角形は吉兆を表す図形ともされています。さらに、インドやギリシャでは、亀はその硬い甲羅を持つことから、世界を支えているという伝説があり、不動のものの象徴ともされているようです。
・べっ甲二鶴富士日ノ出螺鈿金蒔絵かんざし 【abkbf150317-1】¥130,000+税【完売】※
(蒔絵:大岡緑作。大きさ:約縦120㎜、横73㎜)
※お問い合わせください。
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
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