来週の月曜日、1月12日は成人の日ですね。新成人の皆さまにはお慶び申し上げます。
然しながら、私の世代ではまだ成人の日と言うと1月15日でないと、どうにもしっくりきません。ハッピーマンデー(もう死語ですかね)って言うんでしたっけ?本来旧暦の1月15日(現在では2月の中旬頃)の「小正月」(年初めの満月を祝うとても目出度い日)に、古代日本(奈良時代~江戸時代ごろ)に於いて、男子の成人(女性は江戸時代以降から)を祝う「元服の儀」を執り行ってきたことから、毎年1月15日を「成人の日」に制定したとされています。そんな歴史的な意味合いの濃い1月15日の「成人の日」を、時の政治家が簡単に変えてしまったんですね。
物事にはなんでも理由があるものです。
蛇足ですが、体育の日も10月10日でないと、やはりしっくりきません。何故?10月10日になったのか?これはご存じな方も多いかと思いますが、1964年に開催された「東京オリンピック」の開会式が10月10日だったことに由来します。
今日は何となく、今年成人をお迎えになる新成人の方にも、是非知っておいて頂きたい、日本の大切な文化について少々お話させて頂きました。
さて、新年初めてご紹介させて頂くかんざしは、銀座かなめ屋創業80周年記念かんざしの第9弾、「特上白べっ甲更紗勾玉彫りかんざし」です。礼装用のかんざしとして、結婚式やパーティー、留袖や振袖、訪問着などに、お勧めな大変贅沢なかんざしです。
昨年の7月にご紹介致しました、80周年記念かんざし「べっ甲更紗勾玉文様青色金蒔絵かんざし」と同じく、かなめ屋の創業者の私の祖父がデザインした、創業当時より使用しているかなめ屋の包装紙の図を元に制作致しましたかんざしです。
今回は、贅沢に特上の白べっ甲を使用した「彫り」で表現してみました。現在のところ、1本のみ、唯一無二、世界でたった1本のかんざしになります。また、材料も周年記念の特別なかんざしと言うことで、制作をお願いしているべっ甲職人が所有していた白べっ甲材料の中でも、最も上品質の白べっ甲を元に制作して頂きました。
5,6年ほど前より品質の良いべっ甲材料を中心に価格が徐々に値上がりしていたのですが、ここ最近はべっ甲の種類(白べっ甲、黒べっ甲、茨布べっ甲)を問わず、全体的に価格が上昇しています。その中でも特に、特上クラスの白べっ甲の材料は、価格の高騰も然る事ながら、入手する事も以前に比べ難しくなってきました。そのような訳で、次回制作する場合は、多少価格も上がることが予想されます。
ご覧の通り、とても肉厚の白べっ甲です。通常の材料では、これ程までの厚みを持たせると透明感が失われ、くすんで見えてしまいますが、実にきれいな透明感を保ちながら、べっ甲特有の優しい温もりと光沢を醸し出しています。特上の白べっ甲のみが出せる逸品です。
勾玉(まがたま)を模したかんざしの形に、ハート形の花びらを4枚付けた四つ葉のクローバーのようなお花が一輪、きれいに咲いています。
・特上白べっ甲更紗勾玉彫りかんざし【abkbf150109-1】 ¥624,000+税 【完売】※
(かんざし本体:約縦148㎜、横70㎜、厚み約4.5㎜~5.0㎜)
※お問い合わせください。
▼「武井咲主演【黒革の手帖2017】|有楽町マリオンの巨大「黒革の手帖」ポスターと本物のかんざし。」ブログ2017年07月20日号
https://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20170720.html
一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様、ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。
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