江戸時代のべっ甲の価値!?
現代でもべっ甲製品といえば、眼鏡のフレームやかんざし等に代表されるように高価なものですが、江戸時代のべっ甲は現在よりもはるかに高価なものだったようです。
実際、当時の文献には、かんざし一本で百両もした品があったと記されております。現在の貨幣価値で一両は約六万円というのが通説ですから、百両と言えばべっ甲のかんざしがなんと!一本で六百万円!もしたと言うことになります。
特に江戸の遊女の間で「おいらん」と呼ばれる女性は、いかに華やかに魅せるかということで、競うように高価なべっ甲の髪飾りを幾つも身につけていました。とかく江戸の時代よりべっ甲は高価な品として扱われて来たようです。
※お手持ちのべっ甲製品で、汚れがひどくなった場合や、万が一破損してしまった場合は、当店にて仕上げ磨き、修理加工を承りますのでお気軽にお問合せ下さい。
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