東京の伝統工芸品「江戸べっ甲」

 

べっ甲のかんざしに限らず、「和」の装飾品といえば、まず京都を思い浮かべる方が多いと思います。ただし「べっ甲」に関しては少し違っています。


みなさんもご存知だと思いますが発祥の地は長崎で、今でも長崎、京都、大阪などの地域でも製作されております。しかしその中でも特に和装小物に関するのべっ甲製品の製作が盛んなのは東京(江戸)なのです。

銀座かなめ屋のブログ-婚礼用べっ甲かんざし

 

その昔、徳川の鎖国時代、長崎でべっ甲細工(置物等の工芸品が主)の技術が生まれ、その後、江戸幕府の大奥文化により江戸で櫛(くし)・笄(こうがい)・かんざし等の和装小物が花開き、その技術がさらに発達、洗練されて来たのが今日の「東京の伝統工芸品・江戸べっ甲」という訳です。

 

 

「鼈甲(べっこう)」の由来について
幕府が奢侈(しゃし)禁止令(贅沢禁止)を下した時、当時の商人たちが、「これは、玳瑁(たいまい)の甲羅(こうら)(当時非常に高価だった)ではなく、本邦産の鼈(すっぽん)の甲羅だ。」と偽称したのが始まりと言われております。

 


お手持ちのべっ甲製品で、汚れがひどくなった場合や、万が一破損してしまった場合は、当店にて仕上げ磨き、修理加工を承りますのでお気軽にお問合せ下さい。

 

 

■関連記事

『べっ甲豆知識』① 「普段のお手入れ方法と、保存方法」

『べっ甲豆知識』② 「べっ甲の種類、虫食いにご注意!」

『べっ甲豆知識』③ 「東京の伝統工芸品「江戸べっ甲」、「鼈甲(べっこう)」の名の由来について」

『べっ甲豆知識』④ 「江戸時代のべっ甲の価値!?」

『べっ甲豆知識』⑤ 「べっ甲の美しい装飾」

『べっ甲豆知識』⑥ 「失われた職人術【牛甲】、【張り甲】」

『べっ甲豆知識』⑦ 「べっ甲とワシントン条約とエコロジー」

『べっ甲豆知識』⑧ 「番外編・お正月を飾るかんざし【福徳繁栄・干支かんざし】、【稲穂かんざし】」

『べっ甲豆知識』⑨ 「あらためて基礎知識・歴史、種類、取扱い」

『べっ甲豆知識』⑩ 「亀供養」

『べっ甲豆知識』番外編① 「白べっ甲、黒べっ甲、赤べっ甲」

『べっ甲豆知識』番外編② 「唯一無二の天然模様が美しい、茨布べっ甲」

 

 

 

トップページへ戻る最新情報は、ブログトップページをご覧ください。

 

かんざし・帯留商品一覧|サイトマップ商品検索にご活用ください。

 

和装小物商品一覧|サイトマップ商品検索にご活用ください。

 

ブログ内画像一覧月別に各記事のトップ画像が一覧できます。

 

本日はお立ち寄り頂き有難う御座います。またのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

▼こちらも併せてご覧ください。

 

 

 

 

 

読者登録してね

銀座かなめ屋・三代目のブログの更新情報が届きます。(承認制)

 


にほんブログ村 ファッションブログ 和装小物へ
にほんブログ村

★日本ブログ村【和装小物】ランキングに参加中!
上記バナーをクリックして応援して頂けると励みになります。