べっ甲の種類
べっ甲には大きく分けて3つの種類がございます。全体的に黒色のものを「黒甲」(くろこう)、黒色と飴色が混ざったものを「茨布」(ばらふ)、全体が透き通った飴色のべっ甲は「白甲」(しろこう)と言い、べっ甲の中でも大変稀少で最も高価なものです。
虫食いにご注意!
べっ甲は玳瑁(たいまい)という海亀の甲羅を加工したもので、衣類等に付く虫などが好んで食べてしまいます。お仕舞いになるときは必ず桐箱に入れて下さい。桐箱自体に防虫効果がございますので、防虫剤を直接中に入れる必要はございません。ただ、長期間おしまいになる場合や心配なときは、桐箱の中ではなく、桐箱の近くにひとつ置いていただければそれで十分です。また年に1、2度風通しをして頂ければ、なおさら宜しいかと思います。また虫食いに遭った箇所の修復は難しく、新規でお作りして継ぎ足すか、かじられた部分を削り多少目立たなくする程度しか出来ません。
※お手持ちのべっ甲製品で、汚れがひどくなった場合や、万が一破損してしまった場合は、当店にて仕上げ磨き、修理加工を承りますのでお気軽にお問合せ下さい。
■関連記事
・『べっ甲豆知識』① 「普段のお手入れ方法と、保存方法」
・『べっ甲豆知識』② 「べっ甲の種類、虫食いにご注意!」
・『べっ甲豆知識』③ 「東京の伝統工芸品「江戸べっ甲」、「鼈甲(べっこう)」の名の由来について」
・『べっ甲豆知識』④ 「江戸時代のべっ甲の価値!?」
・『べっ甲豆知識』⑤ 「べっ甲の美しい装飾」
・『べっ甲豆知識』⑥ 「失われた職人術【牛甲】、【張り甲】」
・『べっ甲豆知識』⑦ 「べっ甲とワシントン条約とエコロジー」
・『べっ甲豆知識』⑧ 「番外編・お正月を飾るかんざし【福徳繁栄・干支かんざし】、【稲穂かんざし】」
・『べっ甲豆知識』⑨ 「あらためて基礎知識・歴史、種類、取扱い」
・『べっ甲豆知識』⑩ 「亀供養」
・『べっ甲豆知識』番外編① 「白べっ甲、黒べっ甲、赤べっ甲」
・『べっ甲豆知識』番外編② 「唯一無二の天然模様が美しい、茨布べっ甲」
▶【トップページへ戻る】最新情報は、ブログトップページをご覧ください。
▶【かんざし・帯留商品一覧|サイトマップ】商品検索にご活用ください。
▶【和装小物商品一覧|サイトマップ】商品検索にご活用ください。
▶【ブログ内画像一覧】月別に各記事のトップ画像が一覧できます。
本日はお立ち寄り頂き有難う御座います。またのお越しを心よりお待ちしております。
▼こちらも併せてご覧ください。
銀座かなめ屋・三代目のブログの更新情報が届きます。(承認制)
★日本ブログ村【和装小物】ランキングに参加中!
上記バナーをクリックして応援して頂けると励みになります。