銀魂トリップ夢小説~万事屋~6(長編) | I LOVE 銀魂~夢小説~

銀魂トリップ夢小説~万事屋~6(長編)

~慣れない服~5 のつづきです!


どうぞっ!



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万事屋






「そういえば、どうしてここが分かったんですか?」




万事屋へ向かう道、新八がそう訊ねてくる。




「真選組の山崎さんに教えていただきました」




すると、「だから山崎さん達いたのか」と納得していた。




山崎と近藤さんの様子を思い出し、また笑えてきた。




なんだかウキウキ気分。




なぜかって言えば、お妙さんに私の肩までの黒髪をお団子にしてもらった。




その時にカンザシをもらったのだ。その嬉しさもあるだろう。




「なんだか嬉しそうですね?ひよりさん」




クスッと笑いながらこちらを見る新八。




「なんか、嬉しいんです。銀魂のみんなに会えて」




満面の笑みでそう笑って見せた。




「・・・・・・え?銀魂の世界って・・・。知ってるんですか、ここのこと!?」




ポカンとした顔で立ち止まる新八。




そうだ!まだ新八は私がどこから来た何者なのか、よく知らないんだ。




「あの・・・はい。銀魂がマンガだってことは知ってますよね?」




知ってるはず。よくマンガとかアニメとかでも普通に、




『アニメ化飛ぶぅぅぅ!!』(第12巻 第103訓 雪ではしゃぐのは子供だけ)




とか言ってるし・・・。




「はい。アニメ化も4年目です」




やはり、平然とした顔でそう言う新八。




「私、銀魂が大好きなんですよ。


その銀魂のマンガを読んでいるときにトリップしてきたんです」




「そっ、そうだったんですか!!!じゃあ僕のことも最初から・・・」




「はい、知ってました」




そう答えると、新八は「嘘ー!えっまじで・・・嘘ー!」と叫んでいた。




「だから神楽ちゃんとかの名前も知ってたんだ・・・なんか恥ずかしいな・・・」




そういいながら恥ずかしそうに頭をかきながらまた歩き出す新八。




その姿をなんだか可愛いと思いながら、小走りでついていった。










万事屋につくと、銀さんがいつもの銀さん専用イスの上で寝ていた。




ソファを見ると、神楽が酢昆布をもった状態で居眠りをしている。




「おくれてすみません・・・ったくも~ぐうたらな奴らだなぁ」




ため息をつきながら入っていく新八の後につづく。




寝ている銀さんをみて、朝のことを思い出した。




「?・・・ひよりさんなんか顔赤くないですか?大丈夫ですか?」




心配そうに顔を覗き込む新八。




「いっいや、大丈夫です!」




恥ずかしい。思い出し照れをしてしまった。




あのときはソファに寝てたけど・・・きっと一回起きて移動したんだろう。




「ひよりさん!」




すると、思い出したようにこちらを振り向く新八。




「はい?」と返事をすると、目を輝かせて言った。




「ひよりさん、元の世界に帰れるまで万事屋で働いたらどうですか!?」




新八の言葉に思わず口を開けてしまう。




私が・・・万事屋に?




「いやっでも、そんな迷惑はかけられませんし!」




慌てて答える。迷惑かけてばかりじゃ申し訳ない。




「迷惑じゃないですよ!多いほうが楽しいし、ツッコミ手伝ってください」




そう言って笑う新八。




本当の本当に?私が万事屋で働けるの?




そんなの、どんな就職先より嬉しい!




「ちょっと、銀さん神楽ちゃん起きてください!!」




そう言って二人を揺さぶる新八。


目をこすりながら、


「何アル、うっさい」


「てめっ朝からうるせーよ。おせーんだよ来るの」などと


言いながら二人は起きた。




「遅れたのはすみません。ってかもう昼です!・・・じゃなくて、話があるんです!」




新八がそう言うと、神楽ちゃんの視線が私に移る。




「おお!ピヨいかすアル!かわいいヨ」




ピョーンと飛んで私の元へ来る。

近くで見ると、とても肌がキレイでうらやましい。




「ちょっと、神楽ちゃんも聞いてね。


その、提案なんですけど。


ひよりさん、元の世界に戻るまで万事屋で働いてもらうってのはどうです?」




人差し指を立てながら新八はそう言った。



その言葉に、神楽もニッコリ笑って




「賛成アル!ピヨもここで働くヨロシ!」




そう言ってくれた。




「やったねひよりさん!あとは・・・銀さん!いいですよね?」




ここのオーナーは銀さん。

銀さんがいいって言わなきゃダメだよね・・・。




きっと、OKしてくれる。




そう思ってたのに







「・・・ダメだ」







銀さんの言葉は、とても重かった。







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さ~どうなるんでしょう。



読んでくださったみなさんありがとうございます!!!



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~迷子~7



つづく