銀魂トリップ夢小説~慣れない服~5(長編) | I LOVE 銀魂~夢小説~

銀魂トリップ夢小説~慣れない服~5(長編)

~行き先~4(続き)



の、つづきです。どうぞっ(^-^)/



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慣れない服





道を戻りだすと、前方にまた隊服を着た人を見つけた。



総悟などがきているコートのようなものではなく、チョッキ型のよう。



きっと、隊長などではなく隊士の人なんだろう。



「道・・・聞いてみるしかないよね」



さっきの様にならないかとオドオドしながら、その人物に話しかけた。



「すいません、あの、道をお尋ねしたいんですけど・・・」



「はい?」



「恒道館に行きたいんです。どう行けばいいんでしょうか?」



「ああ、それじゃあ一緒に行こう。俺も今向かってるところだったんだ」



「あ、はい!」



よかった、いい人そうだ。



・・・・・・・・・・・。


ん?



私はハッとして相手の顔を良く見た。



この地味な感じ・・・・



あ!真選組の山崎退!!!!



地味すぎて気がつかなかった!!!



いきなりの出会いすぎて驚く気持ちすら出てこない。



「そういえば、名前はなんていうの?」



ニッコリ笑顔で聞いてくる山崎。



「ひよりと申します」



礼儀正しくお辞儀をすると、ははっと山崎が笑う。



「しっかりしてるね。そんな、かしこまらなくてもいいよ?


俺は真撰組の監査、山崎退。よろしくね」



「はいっ」



それから他愛もない話をしながら、恒道館へとたどり着いた。



やっと来れた・・・・これでなんとか着物が着れるかもしれない。



「それじゃあ、中に入れば姐さんいると思うから」



「はい。ありがとうございました!・・・ところで山崎さんはなんの用があったんですか?」



すると、山崎の表情が曇る。



「あぁ・・・うちの局長を探しにね・・・」



はぁとため息をつく山崎に、つい笑いそうになってしまった。



近藤さんのことか。きっとまたストーカーしているんだろう。



やっぱり、この世界は銀魂だ。そう実感する。



「そうなんですか・・・頑張ってください!それじゃあ」



私は山崎に別れを告げ、恒道館へと入った。









「すいませーん」



家にいるだろうか?もう一度、声を大きくして言った。



「すいませーん!」



「あ!ひよりさん!!」



サッとふすまが開き現れたのは新八だった。



「着物、ありがとうございました!


でも着方が分からなくて、お姉さんに聞こうかなって・・・」



「え!!ひよりさんの世界では着物きないの!?」



「いや、着ますけど、毎日着るものじゃないんで」



「そういや、全然違う格好してるもんなぁ」



私の服装を見てそう言う。Tシャツにショーパン。実にラフな格好だった。



「中に入ってください。今姉上を呼んできますね!」



そう言ってパタパタと奥へ走っていった。



よかった、なんとかなりそうだ。



私は部屋の座布団にひとり座り、そう安堵の息をもらした。








数分後、新八とともにお妙さんが来た。



「こんにちは。志村妙です。あら、かわいい子じゃない。ひよりちゃんでしたっけ?」



優しい笑顔でそう問うお妙さん。この人が暴力的な人だなんて・・・第一印象じゃ分からないんだろうな。



「はい!」



「それじゃあ・・・新ちゃん。ちょっと席はずしてもらえる?」



「あ、はい!ひよりさん。僕まってますから、後で万事屋に行きましょう」



そう言って新八はそそくさと部屋から出て行った。



「それじゃあ、着てみましょうか」





それから、着物の練習が始まった。



帯の巻き方からなにまで。



少しは自分で着ることもできる様になった。





「ありがとうございました!!」



キレイな花柄のついた、スカイブルーの着物だった。



すこし動きづらいけど、いずれ慣れるだろう。



「可愛い!いいじゃない♪新ちゃん!できたわよ!」



そういって部屋の外へと声をかけた。



ふすまが開き、新八の顔が現れる。



「はーい。・・・・・・・・わ・・・・・」



ポカンと口をあける新八。少し顔が赤らんで見えるのは気のせいだろうか。



「ひ、ひよりさん、似合ってますよ!!!」



「新ちゃんたら。着物着ている人なんて毎日みてるじゃない。なに照れてるの」



うふふと笑うお妙さん。



「てっ照れてませんっ!さ、行きましょうひよりさん!!」



少しやけくそに見える新八の態度に、微笑んでしまった。



「それじゃあまたね、ひよりちゃん」



「はい!ありがとうございました!!!」



ペコリとお辞儀をし、恒道館をでた。






それと同時に、近藤さんを引きずりながらでてきた山崎さんと会ったのは、他でもない。





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へたくそですね;


笑い要素がゼロでしたあせ


次は笑いとドキドキどっちも入れれるよう頑張りますっ!



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~万事屋~6



つづく