「綺麗ごとでは飯は食えない。」
よく聞く言葉です。
けれど、情報が飽和した今の時代こそ――
むしろこう言えるのかもしれません。
“綺麗ごとでしか、飯が食えなくなる時代”
なぜなら、人はまず「愛されたい」存在だからです。
それが満たされなければ「認められたい」と願う。
この欲求が満たされないと、心は誤作動を起こします。
・言葉が刺々しくなる
・態度が不安定になる
・理不尽な要求をする
・攻撃的になる
・ウソをつく
・自分を大きく見せようとする
どれも、不安や不足を埋めるための反応です。
ここを理解すると、「信頼とは何か」が違う角度から見えてきます。
■ 無意識の“上から目線”
信頼を壊すのは誤作動だけではありません。
もう一つの大きな要因が「無意識の上下意識」です。
スーパーやコンビニで、
「ありがとう」と言わずに立ち去る人。
理由はおそらく二つ。
1.単純に意識していない
2.無意識に「客のほうが上」と感じている
本来、買い物は等価交換。
上下はありません。
頭では理解していても、無意識では
「お金を払う側のほうが偉い」と感じてしまう。
この小さなズレが、信頼をじわじわ削っていきます。
役所の窓口で怒鳴る人も同じ構造です。
「俺の税金で食ってるんだろ!」
しかし、こちらが対等に、丁寧に接すれば、
相手も驚くほど丁寧に応じてくれる。
信頼は「対等」からしか生まれません。
■ 出光佐三の“信頼の哲学”
出光佐三は、戦後の混乱期でも人を疑わなかった経営者です。
・社員を監視しない
・出勤簿をつけさせない
・解雇しない
・取引先が困れば「支払いは後でいい」と言う
一見、合理性ゼロに見えるかもしれません。
しかしそこには、
「人は信じられたら必ず応えようとする」という確信がありました。
信頼は、先に与える側からしか始まらない。
これが出光イズムです。
■ 商売はシンプルになる
商売に必要なのは、
最新ノウハウでも、魔法のテクニックでもありません。
まず、自分を信じること。
自分の商品を信じる。
サービスの価値を信じる。
必要としてくれる人がいると信じる。
ここが揺らがなければ、やることは一つ。
知ってもらうこと。
■ 認知を上げる唯一の方法
認知には三段階あります。
1.知ってもらう
2.覚えてもらう
3.忘れられない存在になる
これを進める方法は、接触回数の積み増ししかありません。
・チラシ
・SNS
・DM
・挨拶
・地域での顔出し
どれも本質は同じです。
テクニックはきっかけ。
力を生むのは地味な継続です。
■ 続かないのは、あなたのせいではない
「やればいい」と分かっていても続かない。
それは意志の弱さではありません。
脳の防衛本能です。
脳は変化を危険とみなし、
「ラクそう=安全」と錯覚します。
・飲むだけで痩せる
・聞くだけでOK
・たった1投稿で大金
こうした甘い言葉に反応するのは、
安全を選びたいという本能です。
だから自分を責める必要はありません。
■ 本当の壁は「不信」
多くの人が止まる理由は一つ。
自分を信じていないこと。
「この方法で本当にいいのか?」
「意味があるのか?」
この不信が芽生えた瞬間、軸がブレます。
投稿がブレる。
価格がブレる。
態度がブレる。
お客さんは、その迷いを敏感に察知します。
信じていない人は、信頼されません。
■ 信じる → 続ける → 認知 → 信頼
順番はいつも同じです。
信じるから続く。
続くから認知が生まれる。
認知が積み重なって信頼になる。
出光佐三の思想は理想論ではありません。
現場で貫かれた哲学です。
まず問いかけてみてください。
自分の商品を本気で信じているか?
胸を張って価値を語れるか?
必要としてくれる人がいると断言できるか?
その答えが、あなたの「信頼の根源」です。
■ 学びを“信頼”に変えたい方へ
「お客さんから信頼される話し方を身につけたい」
出会って90秒で好印象『相手の懐に潜り込む』コミュニケーション術
「地域に愛される商売を、チラシで実現したい」
「SNSを、“誠実さの延長線上”で発信したい」
インスタグラム 少ないフォロワーでもマネタイズする方法
信じる力を、行動に変えること。
その積み重ねが、あなた自身の信頼の哲学を育てていきます。