詩 銀色の凪 -6ページ目
流れてゆく時の後ろ姿を 抱きしめる事も出来ず
暮れてゆく街の中を 滑るように走り抜けていく
フロントウインドウに映るネオンは
何もかもが綺麗でいて 淋しい
大人っぽくなったね、少し見ない間に。
あんなに少女だったあなたは
いつの間にか大人色のルージュで身を包んでいる
希望に溢れた未来の為
あなたから離れた僕と
ただ黙ってうなずいた あなた
今ではすべてが なつかしく はかない
僕の手の届かないところできっと
あなたの時も流れているのだろう
コウカイ ガ ナイトハ イエナイ
でも もう時は戻せないんだね
それならばせめて
この移りゆく切ない時の流れを
いつも僕のセンチメンタルとなる
最愛なる あなたへ~
私に言った言葉
それで終わるのなら しょせんそこまでの恋
そんなモノなら
とっくの昔に終わっているハズと、、、。
いつも私の後をついて
子供の様だったあなたが
いつの間にか強くなっていて
私が支えられている事に 気付く
すこしオドロイて
微笑んで
抱き寄せられてみよう
見失った夢と無くした友
過ぎ去った日々が胸にしみる
一人、別の道を歩きだした私を
ひと時でも共に過ごした私を
誰が振り返ってくれるのか?
もう、あなたの瞳に中にさえ
私という確かに存在していた者は
今では影を見る事ですら出来ない
新しい街では新しい人達が
笑顔で私を迎えてくれるけれど
それだけが私じゃない
誰がこんな想いを分かってくれるだろう
離れていった笑顔と
初めて出会う笑顔
真夜中のグラスに写して
静かに ・ ・ ・ 乾杯。
ガラスを伝う 透きとおった雫の旋律が
胸に悲しいメロディーを奏でる
街の街路樹には、 ここ、 あそこに
かなわぬ想いのため息が
・ ・ ・ 雨に泣いている
1つ1つの事を片付けていかなくては、、、。
魔法の様に いっぺんにはやりきれないから。
生きる事の難しさを 街の風に知った
生きる事の美しさを あなたの中で知った
生きる事の素晴らしさを 仲間達に知った
生きる事のはかなさを 亡くした友に知った
1つ1つ 全ての存在が
僕の中で生きづいている
訳も分からず叫んだ コンクリートの街
空き缶の小さな口に 不安や希望を詰め込んで
それぞれの夢と絶望が 街灯にすがりつく
遠くきらびやかなネオン
何かが崩れてゆくメロディーに 胸が痛い
心押しつぶされて歩くWorker
時間に流され 追われて走る
誰もが真実と安らぎを求めて
孤独に震えて眠る
ゆきづまりの街で 今日も生きている
やがて訪れる 心冷たい季節のプロローグ
聞こえてくるセレナーデは誰の為のモノ?
今日もこうして言葉かきあつめ
金色の夕陽に包まれて 僕は
あなたへの想いを唄っている
透きとおる風に髪をなびかせ歩いていった
今も忘れない愛おしい人へ
その腕で抱きしめて
傷を知らない子供のように
その胸で眠らせて
明日を夢見る子供のように
抱きしめた手と 愛してるという嘘
なくした恋と あきらめたという嘘
「あなただけよ」と 「信じてる」という嘘
冷たいキスと 離さない という嘘

