銀魂夢小説 接吻大作戦 |  ★...銀の侍 銀魂夢小説...★ 

 ★...銀の侍 銀魂夢小説...★ 

.
愛を込めて夢小説書いてます! 

駄文です。更新率も低めです。リクエスト夢小説がほとんどです。

拙い文章ですがお付き合いくださいませ!

タイトルのスタイルを前と少し変えてみました。


そして、多分ですけれど受験期間に沖田さんのリクエストが来てた気がするんですよね。


というか、2、3か月前のPCが壊れましてヽ(;´ω`)ノ


メールフォームに来てたメールを再度確認することができません。


でも確か沖田さんのリクエストだったと思うんですよね。


コメントのほうでも沖田さんの夢小説のリクエストがきてたはずなので、お応えします。


久しぶりですから甘く甘く、って感じで(笑) 


苦手な方はバックプリーズ!

読んで下さる方のみ下へどーぞっ!







■□■□■□■□■□




「あ、ちょっと……、沖田さんダメですよ……っ!」


「いいじゃねーか、ちょっとでさァ」


屯所の廊下の角のところで、私は壁のほうへと沖田さんに誘導されてしまいました。


体は沖田さんの体で壁に押し当てられて、逃げることができません。


幸い、ほとんどの人が午後なので仕事中。私たち以外廊下には誰もいません。


それが幸いなのかどうなのかと言われれば、私はきっと答えに困ってしまいます。


「キス、させろィ」


「だ、ダメです!」


「なんでですかィ」


「ダメったらダメです!」


「あー聞こえねェ。はい、目つぶれ」


「なっ――」


彼は全く私の抵抗に耳を傾けてくれません。


それどころか、嫌がる私をまるで楽しんでいるように思えます。というか楽しんでいます。


彼のキスはいつも優しくて、嫌がっている私も本当は彼のキスが好きです。


舌はとてもじゃないけれど拒むことはできなくて、私の口内を優しく犯していきます。


何も考えられなくなるキスは、彼が初めてでした。


「やわらけェ、唇」


一瞬唇を離してそんなことを言うと、もう一度を私の唇に自分の唇を重ねます。


私はもう抵抗なんて起きるはずもなく、彼の隊服にすがるように引き寄せてしまいます。


どうしても、キスをすると彼を求めてしまいたくなる自分が好きになれません。


なので私はいつも、彼が「キスがしたい」と言ったとき拒んでしまうのです。


「気分はどうでィ」


「う、うるさいです……」


とても幸せです。気持ちとは裏腹にそんなことを言ってしまうのは、彼のキスに溺れてしまうのが怖いから。


まだ彼の舌の感触が、自分の舌に残っています。彼の唾液と私の唾液が交わったことを、何度も改めて思わせられるような感覚。


「ふーん、そう言うわりには割と可愛く甘えてきたでしょうに」


「そ……そんなこと、ありません……」


「クク、その強がりはいつまで保てるんでしょう、ねィ?」


そう言ってにやりと笑った彼の顔にとてつもなく惹かれてしまいました。


顔に上る血が、すぐに耳まで熱くさせます。自分でも分かる程、私は今顔が真っ赤だと思います。


「え、ちょ、真っ赤……」


沖田さんが不意にそんなことを呟いたので、私は不思議に思って彼と目を合わせました。


私と目があった彼の顔が、今度はとても可愛いらしいと思ってしまったのです。


なんて顔で私の顔を見ているのでしょうか。とても愛おしいと思ってしまうような表情です。


その表情で、今度は私の鼓動が止まりません。


「な、なんでもないです! 私は仕事に戻ります!」


照れ臭さに、私は少し声を張って沖田さんの体を押すと,、簡単に彼は退いてくれました。


少し寂しさを感じましたが、そんなこと気にしていられません。


私は逃げ出すように自室へ駆け出しました。


さっきの沖田さんの顔を思い出すと、締め付けられる胸の奥。


頬が一瞬染まって、目を開かせたあの表情。滅多に見ることができないあの顔。


あなたのその表情が頭に焼き付いて離れません。


――ああもう、好きです沖田さん。




*



夢のような心地のまま、私は女中の仕事をします。


女中は、隊士たちの隊服の洗濯や、お茶を運んだり、書類などの仕事を手伝ったりすることが仕事です。


ただ、あまりにもぼーっとしてしまったので今日は減給をくらいました。


転んで洗濯物を庭にぶちまけてしまったり、湯呑を落として割ってしまったり、素晴らしく失敗の連続です。


「お前、顔が赤いぞ。熱があるんじゃないか?」


俯きがちに廊下を歩いていると、土方さんに出くわして、そんなことを言われてしまいました。


顔が赤い、そんな馬鹿な。もう既に、沖田さんによる熱は冷めているはずです。


俯いていたのは失敗して落ち込んでいたからだと思い込んでいたのですけれど。


もしかしたら、自分は熱があるのかもしれないということでしょうか。


いやまさか。そんな馬鹿な。


「熱……。どうしましょう……」


「そんな頭が回らない状態で仕事してたら、誰でも失敗すんだろ。休め」


「え、でも女中の仕事は……」


「適当に誰かに頼むから、てめーは寝てろ。明日には全快で復帰しろ」


本当に熱であるなら、翌日全快であることなんて多分できないと思いますけれど。


土方さんの有無を言わせないその表情と言葉は、ただ単純に「休んでいい」というお許しのように思えました。


「ありがとうございます。必ず明日には今日の失敗を取り戻します」


「ああ。とりあえず無理はすんじゃねーぞ。あとで誰かが飯持ってくからちゃんと食えよ」


「あ、はい!」


土方さんの仲間を大事にする優しさは、ぶっきらぼうな口調で少し霞んでしまうけれど。


それでもその優しさに気づいている屯所のみんなは、私を含んで土方さんのことを慕っています。



*



自室で体温を測ると、平熱より何度か上昇していました。


――本当に熱があったなんて。


今日は大人しく布団の中に居ようと思います。


とは言っても、もう午後5時を回っているので休める時間はそんなに長くはありません。


女中も隊士も住み込みなので一日中働かされます。


明日も休めるはずがないので、とにかく休める時間だけでも十分に休みを取ろうと思います。


目をつむると、急に静かになった気がしました。


そして同時に、またあの沖田さんの表情が思い浮かびます。


次に思い出されるのは沖田さんの言葉の数々。


どんなに具合が悪くても思い出すのは沖田さんのことばかりです。


むしろこんなに早く休んだことはないので、尚更物思いに耽ってしまいます。


沖田さんの頬を染めたあの顔。目を開かせたあの時の沖田さん。


ああ、また思い出すと熱が上がってしまいそうになります。



それから私は眠りにつきました。沖田さんのことを想って眠るのは、とても心地がいいです。



*



何時間かが経ったころ。私はうっすらぼんやり目を覚まし始めました。


けれど目を開ける気にはなれず、寝返りを打ってもう一度夢の中へダイブしたい気持ちでした。


それより今は何時でしょう。そういえば、ご飯は何時に運ばれてくるのでしょうか。


そう思っていた矢先――耳元で声がしました。


「はーい、ご飯の時間ですよ女中さーん」


隊士のなかでは聞いたことのない低い声。


びっくりして目を見開くと、そこにはよく町で見かける銀髪頭の彼がいました。


「万事屋銀ちゃんでーす。ご飯食うから、起きろーい」


「え、え、あの、はいっ」


私は飛び起きました。時間は9時です。


てっきり隊士の誰かがご飯を持ってきてくださるのかと思ってましたので、私は驚きを隠せませんでした。


けれど彼は当たり前のようにそこに佇んで、私の部屋にご飯を食べるスペースを作っていました。


そしてそれは二人分です。


「あー、ごめんな。俺もちょっとここで飯食うつもりだから。腹減りすぎて死にそうなんだ」


「え、あ、……はい」


「んー、まぁ気にしないで食べて食べて、女中さん。あ、ちなみに俺は坂田銀時ね。気軽に銀さんって呼んでくれや」


そう言って、私よりさきにご飯にがっつき始めました。なんて良い食べっぷりでしょうか。


私も彼が食べ始めたのを見るなり、ゆっくり食べ始めました。


すると彼自信が「気にしないで」と言ったにも関わらず、私に話しかけます。


「いやー、全然金が入んなくて困ってたんだけどよ。ここの局長さんに『人手が足りないから来てくれ』って言われてな、報酬もそれなりに良いわけだから受けたんだわ」


「へ、へぇ……」


「ま、雑務ばっかで嫌になっちまったけどな」


「あ、すいません……。きっと私の仕事の代わりをやって下さっているんですよね。ありがとうございます」


「ん? あぁ、そうだな。まぁそういうところだろうな」


彼はそう言うと、今度は黙ってご飯を食べ始めました。


私も、彼が何も話さなくなったので黙々と食べてました。


色々な方に気を遣わせてしまって申し訳ないと思いつつ、感謝もしながら食事を進めます。


けれど。


「あ、お前さんは沖田くんの彼女かなんか?」


「ぶっふぉっ!」


急にまた彼は口を開いたかと思うと、そんなことを言いだされてしまいました。


無論、私はご飯をキャッチアンドリリースしてしまいました。


ああ、ご飯がもったいない。


「おおっと、わりぃな。平気か?」


言葉では心配しているように聞こえるのだけれど、彼の表情は面白いものを見つけたように笑っていました。


私は必至でティッシュを使い、リリースしてしまったものを片付けています。


とりあえず、彼に弄ばれないようにできるだけ反応を薄くしようと心がけながら。


「さっきご飯だよって起こそうとしたら、可愛い寝顔で『沖田さん』って言うもんだからよ」


「っ……!」


ダメです。同様してはいけない。いけないのだけれど、さすがに恥ずかしいです。


血が上って、耳がすぐに赤くなります。これはきっと私の性質です。


それを見たのか、銀さんは私にまた何か言います。


「ククっ、いいなー沖田君。可愛い彼女さん見つけちゃってよー」


「か、可愛くなんか……!」


「お、やっとこっち向いた」


「あ、な……っ、えっと」


「別に警戒する必要なんざねーよ。ま、この俺になんか相談したいことでもあったらどーぞ。万事屋ですから」


そう言った彼を見ると既にご飯を食べきっていました。


自信満々の表情を見ると、なんだか私も相談してみようなんて気になってしまって。


別に悩んでいたわけではないのだけれど。


あの沖田さんの表情をもう一度見たいなんて望みを、銀さんにお話してみようと思いました。


――――……

――――――――――――……


「ふーん、沖田くんがそんな可愛い顔するんだ、意外だな」


そう言って笑う銀さんは本当に意外そうに眉を下げて笑っていました。


なんとも変な恋愛相談だったと思います。


けれど彼は何度も相槌を打ちながら耳を傾けてくれました。


「無理ですよね」


「いや、そんなことはねーかもよ」


「え?」


「いいか、よく聞け。沖田君に会ったら、俺が言ったことを順番にやれ。恥ずかしがるのもまた良いと思うから、お前なりにやることだ。いいな?」


そんな彼の言い方に、私は少し不思議さを感じました。


まず、「また良い」ってどういう意味でしょうか。


けれど確信めいたその発言に、「やってみようかな」と決意を固めて耳を傾けます。


彼はとても悪そうに笑って、私に淡々と話始めました。


結果、すぐに自信をなくしました。できる気がしません。恥ずかしさで、考えるだけで熱くなってしまいます。


「ま、いい方向に転がることを祈ってるぜ。今回の相談、金はいらねーから沖田君の反応を教えに来てくれ。じゃ、俺は行くわ。またな」


「あ、ありがとうございました」



少し理解を固めるには時間が必要かもしれませんが、私は銀さんの背中を感謝を込めて見送りました。



*



夜の10時半です。さっきの銀さんの話を思い出すと、眠気が覚めてしまいます。


もう既に何時間か寝ているのも手伝って、眠気など全く起きません。


どうしようかと思って部屋を見回すと、体温計があったので計ってみました。


少し下がって微熱程度になっています。これなら明日復帰することができます。


安心して体温計を仕舞おうと、布団から立ったところで襖の前に人影が現れました。


「俺でィ。具合はどうでさァ」


沖田さんです。


あ、これはやばいです。けれども単純にチャンスでもあるのだと思いました。


「だ、大丈夫です! 微熱くらいになりました」


「そうですかィ。入ってもいいかねィ?」


「は、はいどうぞ」


沖田さんは隊服から私服に着替えて、ゆったりとしながら私の部屋に入り腰を下ろしました。


「明日には仕事できそうなんですかィ?」


「あ、はい! きっともう大丈夫です」


私も急いで沖田さんの前で正座をして、沖田さんと話をしようと思いました。


けれど、特に会話が続くことはなく、少し空間が静かになりました。


今でしょうか。今でしょうか。今やるべきなんでしょうか。


そわそわと私は彼の表情を見ながら、そろりそろりと彼に近づきます。


「ん? どうしやした?」


「あ、あの……」


好きな人に、好きって気持ちを伝える行為。それは私にとってとても勇気がいることなのですが。


私はすぐ近くにあった沖田さんの手に、片方の自分の手を重ねて、ゆっくりと彼の指と私の指を絡ませていきます。


まず一つ目の行動はクリアです。


自分から彼に触れることはあまりなかったものですから、とても緊張してしまいます。


「は? お、おい……」


動揺した声を上げる彼。ああもう、恥ずかしいのですがここまで来たら引き下がれません。


私は余っているもう片方の手を彼の頬に宛てて、言葉を吐きます。


「沖田さん、好きです」


「……っ」


「キス、したいです」


頬に宛てた手で、彼の顔を撫でます。


そして彼の顔のぎりぎり近くまで顔を近づけるのだ、と銀さんに言われたのですが。


中々、恥ずかしくてできません。


最後に、目を合わせればきっと「あの時の表情」が見れるだろうと言われたのですが。


私にとってはもう、限界かもしれないです。あと少し、もう少し近づいたら彼の顔を見ましょう。


そう思って最後の勇気を振り絞り、ぐっと顔を彼の顔に近づけましたら。


「ちょっと……っ、待てって……、お前可愛すぎまさァ……っ」


「え……っ?」


その言葉に私は、彼と目を合わせてしまいます。


――あ。


次の瞬間には私は彼に唇を奪われていました。


キスをし始めたら、私はもう目をつむることしかできないのですが。


ほんの一瞬、彼と目があったその瞬間。


私は、また彼のあの表情を見ることができたのです。


頬を染めて、大きな目をさらに大きく見せたあの表情。


ただ、今はそんなことに気が向けられない状態にあります。



私は近くにあった布団に押し倒されてしまったのです。



*



「ふーん、上手くいったんじゃん」


後日、私は快調で万事屋へ報告に参りました。


銀さんは顎に手を当てて満足そうにそう言ってくださいました。


「じゃ、次は夜の営みについてアドバイスしてやろうか?」


そんな悪魔のような囁きに、思わず耳を傾けてしまいそうになりました。


「い、いえ! それはさすがに!」


けれど私はまた顔を赤くさせてしまい、万事屋から逃げ出すように出ていきました。




End.........




キスキス話。何気にこういうキス系のお話とか大好きです。


次はハグ系のお話を書きましょうかね。


少し余裕が出てきたら長編もやる予定です。のんかちゃんのリクエストですもの。絶対消化しなくては!


さてさて、いかがでしたか。個人的にお久しぶりすぎてキャラ崩壊の方、すごく心配です。


文章も前よりひどくなってますよね。


というか情景描写と心理描写を敬語にして、完璧ヒロインちゃん視点で仕上げてみました。


慣れないことはするもんじゃないですねぇヽ(;´ω`)ノ


読んで下さった方、ありがとうございました♪


にほんブログ村 小説ブログ 夢小説へ
にほんブログ村

↑ランキング参加中です!一発お願いいたします!


※しばらく忙しいので更新率下がります