指輪制作の裏側 ~原型製作~
よく勘違いされている方がいらっしゃいますが当店では接客、打ち合わせ、デザイン、製作を
1人のスタッフが責任を持って行っております。
製作の主な手法はロストワックス製法で行っております。これは一般で販売されているアクセサリー・ジュエリーのポピュラーな製法の一つで、ワックスというパラフィンを主成分としたろうの一種を、作りたいデザインに原型彫りし、鋳造(石膏を流し、窯で高温でワックスをとかし、そこに溶かした貴金属を流し込む)し、指輪を作ります。
他にもいくつか手法はあり、デザインによって手法を分けておりますが、ロストワックス製法は、立体的な曲線や曲面をメインとした優しい印象のデザインを作るのに適しています。
こちらが原型の元となるワックスです。もともとはこれの何倍もあるブロックですが、使いやすいように切ってあります。最近ではリング用ワックス、チューブワックスがありますが、正確なラインが取りずらい為、うちでは、すべてブロックから削り出しています。
削る道具も、ヤスリや彫刻刀。主に大まかなアウトラインを作る時に使います。
ドリルやシリコン、スチールバー。主に0.1㎜単位の細部や仕上げなどに使います。
そのほかにも、正確な寸法を測るための計測器
こちらの道具は一部ですが、長年やっていますとメインに使う道具は限られてきます。
道具などの基本的な使い方はありますが、それらを使い分けながら
ブロックからイメージしたカタチに造型していきます。
上手くなるコツなどはありませんが、こだわりが1㎜単位と0.1㎜単位ではクオリティが全然違ってきます。どこまで細かいところまで意識を持っていけるかで、その造型に魂が宿るかどうか変わってきます。
まだ細部の調整が終わってませんがこんな感じです。
ちなみに元となるデザイン画はコチラです。
製作の裏側や日常等気ままに更新しております。
モチーフの意味 ~ネコ~
ここ数年オーダーメイドの人気もあり、自分の好きなものをデザインモチーフに
選ばれる方が増えてきています。
実は、デザインモチーフにもそれぞれ意味があることを皆さんはご存じでしょうか。
今日は人気のモチーフの一つの「猫」の意味についてお話したいと思います。
猫を結婚指輪のモチーフにとりいれたいという方はとても増えてきております。
イメージはさまざまで、写真のように肉球が好きだったり、写実的な猫が好きだったり
アニメチックなポップな猫が好きだったり
猫が好きな方に好きなところを挙げてもらうと、数えきれないほど挙げられるんでしょうね。
猫は古代エジプトから幸運を引き寄せ、悪い運を払ってくれると言われ
猫のミイラがあるほど、とても大切にされてきました。
日本でも、手を挙げてお金を招き、お客様を呼び寄せる「招き猫」は
商売繁盛のシンボルとしても有名です。
災いも払いのけ福を招いてお金を絶大なパワーを持っています。
また、どんなわがままでも許されるので「自由の象徴」とも言われ
武士にも猫好きな方は多かったようです。
風水学的にも、火の気をもつ猫は、美容運やダイエット運もアップするようです。
そんないろんな意味があることはつゆ知らず、我が家にも生まれた時から猫を飼っていました。
パソコン仕事しているとキーボードの上に寝転がったり、網戸にのぼったものの降りられなくなったり
お風呂のお湯を舐めていたら落っこちたりなど
理由がないけど、魅力的。そんな人間の第6感を刺激するのが猫なんでしょうね。
左手薬指の意味
今回は指輪屋さんらしく、「結婚指輪」の意味についてお話させていただこうと思います。
一般的によく知られているのは
「左手の薬指と心臓が太い一本の血管で一番近くつながっている為」
だと思います。昔から心は心臓にあると信じられております。
それ以外にも実は、指の一本一本に意味があることを皆さんはご存じでしょうか。
昔から左手は「服従と信頼」の象徴の手といわれてきました。
その中でも薬指は「創造」を表しています。
また、左手薬指は、一本では使えないとても弱い指ですので
そこに結婚指輪をはめることにより、相手への服従と信頼を表し
そしてこれからの二人の未来を創造するという意味が込められております。
「指輪は、人と想いを結うモノ」という気持ちで
指輪を作っているわたくしは、こういう意味を指輪に込める方が好きです。
また、以前テレビで「離婚式」というものが取り上げられておりました。
その内容の一つで、結婚指輪を二人で壊すというものがありましたが
正直、その光景を見た時、悲しい気持ちになりました。
指輪に想いを込めて作っている人としては、二人の幸せを願って作っていますので
それが怖されていくのはとても切ない気持ちになりますね。
そのような事にならないよう、より一層想いを込めて指輪を作ります。
指輪を贈りあった二人の幸せを願って。
プロポーズから結婚まで
先日、男性の方から指輪の相談を受けた際にお話しした内容をご紹介します。
結婚した方はわかると思いますが、結婚するまでって意外とやることが多いんですよね。
よく「結婚は勢いだ」とか「結婚は体力使う」とか聞きますが本当にそう思います。
これからの方のために、参考までに一連の流れを簡単に説明しますね。
①プロポーズ
男性にとっても大きなイベントです。彼女に対しての愛の証を指輪や言葉で表現します。
※ちなみに女性目線では、シンプルでわかりやすいのが一番らしいです。
②彼女の親へのあいさつ
こちらも男性にとっては、緊張するイベントです。もともと仲が良くても、
スーツできちっと手土産を持っていった方がいいです。
③両家顔合わせ
両家の両親が「これからよろしくお願いします」というあいさつです。話題を作って場を
盛り上げるのが二人の仕事です。この時に、結納や式はどうするか、それぞれの家柄も
ありますので聞いてみましょう。
④結納
娘さんを頂きますということで、新郎と両親3人で、新婦の家に行きます。
最近では、簡単な形式が流行っていますが、地域によって披露宴よりも結納の方が大事という
ところもありますので確認しましょう。新婦が婚約指輪を頂いた場合、お返しとして時計をあげる
のが人気みたいです。
⑤入籍
最近では引っ越ししてから入籍するカップルも多いのです。
七夕(7月7日)やいい夫婦の日(11月22日)が人気みたいです。
⑥引っ越し
一般的には結納金を二人の引っ越し費用として使うよう、娘に渡す方が多いようです。
⑦挙式・披露宴
人生で二人が主役になる一日です。今までお世話になった方へのありがとうの気持ちを
込めて、目いっぱい楽しみましょう。
この様に簡単に説明してもたくさん文字があります。
これを二人だけではなく、両家も含めて決めながら進めていきますのでとても体力を使います。
結婚準備でケンカするカップルも少なくないようです。
それでもそれを乗り越えた二人はきっとこれからの長い道のりもいろんなことがあると思いますが
乗り越えていけそうですね。
今日ご紹介したような内容や指輪制作の裏側など気まぐれで配信するメルマガを始めました。
よろしければどうぞ。
オーダーマリッジリング ~月と太陽~
今回マリッジリングをご依頼頂きました青木さんご夫妻です。
お二人は今年の6月27日に挙式されるため
昨年の秋に来店され、ご依頼されました。
お二人のこだわりのマリッジリングです。
二つ合わせると浮彫の「月と太陽」がお互いに見つめあっているデザインです。
気さくなお二人の雰囲気で打ち合わせも楽しく進み、表情や目線、配置など細部まで
こだわった世界にひとつだけの結婚指輪になりました。
わたくし自身も、いつもとはまた違ったデザインにとても勉強になり
造型の楽しさを改めて感じさせられた作品になりました。
お二人にはこんなかわいらしいメッセージを頂きました。
わたくしの好きな西洋のことわざで「神は細部に宿る」というものがあります。
僭越ですが、細部に「これからもお二人が幸せであるよう」わたくしの願いを
込めてお作りさせて頂きました。
お二人の写真は「シティ情報ふくしま3月号」に掲載する予定です。













