
な、な、な、なんですって



あの番組が帰ってくるですと

ちょっとスティーブ、ホントなのかい




ホントだった
ヽ(´▽`)/

久しぶりだなぁ(涙)。
グラハムおじさん。
軽快なおしゃべりは番組冒頭からぶっ続け。
息継ぎなんかどこでしてるかわからない!
これぞ漫談、これぞショータイムなのである。
お金払って見たいくらい。
この料理番組『世界の料理ショー』が、テレビ東京にて11月から再放送されているのだ!
ばんざーーーーーい



毎回王様が飲むようなグラスに注がれたワインを片手に現れ、
ギャラリーの喝采を受けながら、ひたすら喋り、作る。
見た目もお味も当然ほんもの。
日本でいうところの、みのさんかぐっさんが1人でやってるようなものか。
「今日はガチョウの料理を作っちゃうよ。まずはキッチンペーパーでがちょうちゃんの中をよーく拭くの。こうしてこうね。どーれ、キレイになっただろ~」
拭いたガチョウを持ち上げて、まな板にバンバン叩きつけながら、
「そぅ~れ、悔しかっただろぉー?イヒヒヒヒ!」
ドッ、がはは。 ドリフ調の笑い声がスタジオに響く。
この陽気なおじさん(兄さん?)はグラハム・カー様。
現在も料理研究家として健在であります。
『世界の料理ショー』は1960年代後半~70年初頭まで放送していた大ヒット番組。
けしごむは確か、3歳くらいの時に母親と見ていた。
主な吹き替えは、声優の黒沢良さんですが、
どうやら何代かいらっしゃる様子。
これが素晴らしく、完全にグラハム・カーと化しており
当時は外国人という認識がないまま見ていたのはもちろん
物心つくまではこの声がグラハム氏の肉声で今思えばただただ流暢な日本語を話すのだと
思っていた。
それぐらい、この台風のような映像にピッタリなお声と吹き替えっぷりなのであった。
で、この番組とは、
本格的な世界の料理をたった一人で笑わせながら作るわけですが、
時々ディレクター的なお役目のスティーブというスタッフの名前を声高に呼ぶので、
視聴者にとっては『世界の料理ショー=スティーブ』という印象も強い。
「まぁーったくスティーブのやつ、いつもと違う豆を用意しやがって」
「このキッチンは電気なのよ~。おぉいスティーブ! 早く自転車こげ!」
「誰だこんなところに椅子を置いて。スティーブか!?」
こんな調子でなんでもスティーブのせいにされる。
とにかくこの番組が大好きで、幼いころはボウルにキャラメルコーンをあけては
手でザラザラかきまぜつつの「おい、すてーぶ!」とマネしたものである。
立派な料理番組にもかかわらず、視聴者はグラハムおじさんの話に夢中になって
いっこうにその手際やら作り方なんて頭に入らないのだ。
入ったとしても“溶かしバター”という言葉や皿をあたためておく、といったことぐらい。
ちなみに溶かしバターは、写真の手前にある赤くてかわいいミルクパンの中に入っている。
ですから、その多くのファンはきっと、
番組最後に流れるいかにも昭和っぽい材料の説明画面に向かって
必死にメモをとっていたのだ。
そう。ビデオも何もない時代のことですからさ。
料理が出来上がると、小さなテーブルに運ばれ、
改めてジャケットを着たグラハムおじさんがキッチンから戻ってくる。
「見て~ぇ、こーのゴージャスなソースと肉っく!」などと言いながら
カメラに向かって一口。目をつぶり顔を左右させながら
「ん~ん!」などと言うと、口が半開きになった客席の様子が映るのである。
そして最後に「おたくでも作ってみて。最高よ!」と言い放ち、
大きな手をパン!と叩くとエンディング。
そしてグラハムはそのまま席を飛びだし、見に来たお客さんを
一人選ぶと、一緒に食事をするのである。

今でもよく憶えているのは、この観客席に映る方々には
ざーますメガネの確率が多かったということ。
さよならっ、さよならっ、さよならっ!(*映画好きな大人に聞いてみてね)
とでも聞こえてきそうに、メガネっ子率が高かったということでございます。
それにしてもYouTubeではなく、テレビで観れるというこの幸福。
ほかになんと表現すればよいのやら。
『世界の料理ショー』
テレビ東京 月~金 あさ8:00~8:25
【本日の消しゴム】
「りょうり」という言葉を覚えたのは、この番組のおかげかもしれません。