未亡人は綺麗にしている方がよい | 最愛の夫を亡くして 白い花を手向ける日々

最愛の夫を亡くして 白い花を手向ける日々

2020年4月のことでした。歳の離れた大切な夫と、アラフィフの私。
いつまでも一緒。きっと死ぬまで、彼のことを想う。

長い間、ブログに何を書いたらいいかわからなくなって、書かないうちにあっという間に

月日が経っていた。

ひとつ、大事なことを書き忘れていた。

というより、あの頃はどこまで書いたらいいか判断がつかなかったので、書かなかったことがある。

 

実は、夫が亡くなってすぐに、ある70代の男性から襲われたことがある。

 

翌日、訪問看護師さんが、たまたま用事があって来たので相談すると、

すぐに警察へ報告するべきだと強く勧められた。

 

そのこと自体はここに書くべきではないので、簡単に言うと、

犯罪に当たるとの判断で、警察が本人を呼んで勧告した。

その人は認めて、私の前から消えた。

 

大切なのは、訪問看護師さんの言った言葉である。

 

今、高齢者の犯罪がものすごく増えている。脳の機能の落ち具合で、

エロに走る人もいる。そんな人ではなかった人たちが、である。

 

誰からも相手にされない悪いやつが狙うのは、弱い人。

 

ハイエナが狙うのは、体格や毛並みのよい立派なシマウマではない。

病気だったりケガだったり、弱って群れから遅れてトボトボついていくような、

弱いシマウマ。

 

あの頃は、いつ涙が出るか予想もつかず、すっぴんにマスクで

出歩いていたが、むしろモテなくてその点は好都合だと勘違いしていた。

 

綺麗にしている方が襲われやすいのかと思っていたが、

訪問看護師さんの解説で逆だということがよくわかった。

 

綺麗にしている女性を誘おうと思うのは、それなりの男性であって、

彼らはきちんと手順を踏む。

連絡先を聞いたり、まずは食事に誘ったり。こちらの気持ちを尊重することができる。

 

綺麗にしている立派な女性を、

誰からも相手にされないやつが、いきなり襲うにはハードルが高い。

 

というわけで、その日から私はちゃんと化粧をして身ぎれいにし、

顔をあげて堂々と歩こうと決めた。

 

確かに、襲われたときは、うつむいてトボトボと歩いていたのではないかと思う。

 

家から一歩外に出たら、絶対に気を抜かない。

 

どうして私はこんなに元気にふるまうのかな、と時々思っていたが、

そういえばこんなことがあったのだった。

 

 

 

だが、先日のニュースでは、勝ち組の女性を見ると襲いたくなるやつもいるらしい。

 

それも立派なヘイトだと思う。

 

もう日本も、アメリカに住んでるようなつもりで、毎日気を引き締めて

生活しなくちゃいけないな。

 

梅干しとお風呂があるから、アメリカよりいいか。