15年ほど前、アメリカ北東部の老人ホームへ、知人を訪ねて行ったことがある。
大学並みの広大な土地の真ん中に大きな池があって、
毎日日帰りバスツアーがあり、
ダイニングは、驚くほど天井が高くて、富士屋ホテルや奈良ホテルのような、
池は緑色で、亀や水鳥が泳いでいた。
以前、ふと思い出して考えたことがある。あんなベンチで、
「私、アメリカの老人ホームに入りたいな」
と言ったら、
友だちできないだろうし、時々、会いに来てくれるって。
…今じゃないよっ(−_−#)!
まだ入らねえよ!
「イッヒッヒーー」
と彼は嬉しそうに逃げていく。
彼はよく、私だけを年寄り扱いして、からかって遊んでいた。
彼はいつまでも少年のような心を持ち続けていた。
今は本当に、私の方が年寄りみたいな気がする。