ソフィア・ローレンの人生に刮目せよ!

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

これもネトフリでおススメされたやつ。

おれにおすすめされるのは、怖いやつとかドキドキするやつ、そしてエロいやつ…、しかも中途半端に怖いやつ、中途半端にエロいやつ、だいたいそんなんばっかし…

どうせならとことん怖い、とことんエロいとか振り切ったやつおすすめしろよ!なんて思ったりするんだけど、そもそもこういう映画をおススメしろよなと声を大にして言いたい。

おれへのおすすめを練りだしているAIはもっと学習しろよな。

 

でおススメされたこの映画、リメイク作品だな。

昔のやつ観たことがあるぞ。

今回のはイタリアの大女優ソフィア・ローレン主演のやつ。

彼女の作品は昔めっちゃ観たんだけどなんといっても代表作『ひまわり』は観たことある人も多いだろう。

 

 

彼女が映画に出るのは実に9年ぶりらしい。

彼女の年齢を考えるとすごいとしか言いようがない。

やっぱり彼女の作品は観ておきたいんで今回のおすすめは非常にありがたい。

 

かつてナチスによるホロコーストを生き抜いた高齢女性マダム・ローザ(ソフィア・ローレン)は娼婦の子供や身寄りのない孤児など行き場のない子供を預かり面倒を見ている。

彼女はある日、市場でひったくりに遭うが、後日、知り合いの医師から頼まれひったくり犯である孤児モモ(イブラヒム・グエイェ)を預かることになる。

反発しあっていた二人だが次第に心を通わせ、互いの存在が心の支えとなっていく。

モモはある日、マダム・ローザは時おり地下に降りては独りで時間をつぶす奇妙な癖があることに気づく。

 

とにかく素晴らしい映画だ。

こういう映画を観ると人生って素晴らしいと思う。

この作品のすばらしさはソフィア・ローレンの凄みに尽きると思う。

子供にも毅然とした態度をとる芯の強さ、それでいて人一倍子供を気遣っているやさしさ、そして老いを隠さずにさらけ出す、薄れていく記憶のなかで死を待つ切なさ…、女優魂というか彼女の人生そのもののように感じてただただ圧倒された。

不幸な子供たちをかわいそうとはせず、まっとうに叱り愛情を注ぐ。

今の日本はもうはやそういう国ではなくなったな。

また一つ彼女の好きな作品が増えた。

 

 

 

  鑑賞メモ:NETFLIX