卵24個のオムレツなんて・・・
※画像はお借りしているものです。
これ、だいぶ前にテレビでやってるときに観たんだよ。
NHKだったかな・・・
前に観たときはこの映画が伝えたかったこととか、ちゃんと理解できなくて、ただ単にぼーっっと観てただけだったな。
土曜日に観た2本目、ミニシアターで観たんだけどほぼおひとり様状態で劇場ほぼ独り占め、セレブな王様気分での鑑賞だったのだ。
第二次世界大戦下、アントニオ(マルチェロ・マエストロヤンニ)とジョバンナ(ソフィア・ローレン)はナポリの海岸で幸せな日々を送っていた。
アントニオは徴兵に送られることとなっていたが、結婚すれば2週間の休暇がもらえることを知り、二人は結婚する。
2週間あれば戦争は終わると目論んでいたのだ。
楽しい2週間はあっという間に過ぎ、戦争はまだ続いていた。
アントニオは精神病を装い病院にし兵役を逃れようとするが見破られてしまい、懲罰として極寒の地ソ連の最前線に送られることとなる。
やがて戦争は終わるが、アントニオは帰ってこなかった・・・
ジョバンナは前線でアントニオと一緒にいたという男の話を聞き、ひとり言葉の通じないソ連にアントニオを探しに行く。
しかし、そこでジョバンナが見たのは美しいロシア娘(リュドミラ・サベリーエワ)と結婚し、娘を授かり幸せな家庭を築くアントニオの姿だった。
今なお世界中で終わらない戦争。
戦場で起こっていることだけが戦争じゃない、どうしようもない運命に翻弄される人々を生んでしまう、また違った側面を持つ反戦映画だ。
これ50年前の映画だ。
デジタルリマスターってすげぇ。
当時、共産圏でベールに包まれているソ連の映像がみれるってすごいことなんだよな。
今じゃ想像できない。
しかもひまわりってウクライナの花だ。
映画の冒頭とラストで画面に広がる広大なひまわり畑にジーンとする。
鑑賞メモ:劇場