90秒チャレンジ!
※画像はお借りしているものです。
土曜日に映画を2本観たんだけどさ、これがお漏らししちゃうぐらい面白かったんだわ、しかも2本とも。
土曜日に観たやつはそれぞれ5,000円ぐらい払ってもいいぐらいおれを楽しませてくれたんだ。
1本目、A24の『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』というホラー映画。
いま超話題の配給会社A24、配給する作品を買い付ける眼力が凄すぎる、今までA24作品で詰まんなかったやつってないんだよ。
A24のホラーといえば『へレディタリー/継承』。
これもかなり衝撃だったけど今回のやつは超えてきたな。
なんてったってストーリーがいい。
趣味が悪いゴア描写があったり、いきなりバンッって大きな音でビビらせたり、邪道なとこがなくて純粋にストーリーがよく練り込まれてるんだよ。(後味は悪いけど・・・)
高校生のミア(ソフィー・ワイルド)は2年前に母親を亡くしいまだに立ち直れずにいる。
ミアは親友スー(ミランダ・オットー)から気晴らしにあるパーティーに誘われる。
SNSで話題の“90秒憑依チャレンジ”だ。
それは、呪われているという手の形の置物を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊が憑依するのだ。
霊に憑依されるという強烈な快感、スリルが病みつきになり若者たちはのめり込んでいく。
憑依にはルールがあり、必ず90秒で引き戻さなければ完全に霊に支配されてしまうのだ。
パーティーについてきたスーの弟ライリー(ジョー・バード)も“90秒憑依チャレンジ”に挑戦したがったが、未成年ということでみんなに止められる。
しかしミアは90秒ではなく50秒で、という条件でチャレンジを許可する。
ライリーも霊に憑依されトリップし、間もなく50秒になろうとしたとき、ライリーに憑依している霊はミアの母親の霊であることに気づいたミアは思わずライリーの憑依からの引き戻しを止めてしまう・・・
これは凄い映画だわ。
おれが今まで観た中で指折りに入るぐらい旨い映画だ。
めっちゃ怖い、だけど怖いというより面白いのだ。
まあ、そうなるよな、という横道に逸れようのない展開なんだけど演出が凄い!これは怖いぞ。
いわばこっくりさん、小学生のとき学校で流行ったな。
ビビリーマンのおれは本気で怖くて参加できんかったけどな。
こんなん勇んで観に行くのって俺ぐらいかなと思ってたら劇場はほぼ満員。
やっぱりA24作品というのはものすごく集客が見込める安心印なんだな。
ちなみに恐怖シーンとは全く関係がないけど、映画が始まってすぐ、ライリーを迎えに行ったミアと二人、車の中で絶叫でSiaを歌う様子が好き。
めっちゃ楽しそう。
鑑賞メモ:劇場