ちょっとグロい・・・
何となく手に取って観たんだけど、おれこういうの結構好きかも。
ド素人の一般人女性2人があれよあれよとスパイ抗争に巻き込まれていくコメディ・アクションです。
お互いを知り尽くすオードーリー(ミラ・クニス)とモーガン(ケイト・マッキノン)は30年来の親友。
ある日、オードリーは同居する彼氏ドリュー(ジャスティン・セロー)と突然連絡が取れなくなり途方に暮れていると、イケメン・セバスチャン(サム・ヒューアン)が現れ、ドリューはCIAのスパイだと打ち明けられる。
混乱するオードリーの前に荷物を取りに来たドリューが突然現れるが、「誰も信じるな」という言葉とともに、記念トロフィーを渡しオードリーの目の前で射殺される。
パニックになるオードリーだったが、親友のモーガンと二人でトロフィーを持ったまま真相を突き止めようとする。
主演の2人は全然アクションできてません。
あくまで一般人なんで追手とのカーチェイスでもシートベルトするし、曲がるときはウインカー出します。
もちろんマニュアル車なんて運転できません。
これは笑いのポイントですね。
女性が活躍する映画は大好物なんだけど、まったく期待せずに観たせいかすごく楽しかった。
誰が黒幕なのか最後まで分からないところもよかった。
おれの中ではミラ・クニスってセイフライドとキャラが被るんだけど、ミラのほうがよりコメディエンヌな感じがするかな。
それともう一人の主役ケイト・マッキノン、よく知らない女優さんなんだけど、かつてのベット・ミドラーのような雰囲気でみごとなおバカ担当を披露していた。
もちろんドタバタコメディなんで複雑な謎解きがあるわけじゃなく、ど派手なアクションがあるわけではないんだけど、ほどよい笑いで気軽に観るにはもってこいだと思う。
一つ残念なのは気軽に見れるコメディなのにレイティングがついていることだな。
どうしてレイティングがついたのか?
言葉使いのせいか、趣味の悪いルージュのせいか・・・、なんの違和感もなく観ていたおれは汚れちまってるんだろうか。
それとなんで“バッド・スパイ”なんてタイトルつけちゃったんだろう?
“バッド”じゃないような気がするんだけど。
似たような作品で、メリッサ・マッカーシーの『SPY/スパイ』があるけど、こっちのほうが万人受けするかな。
気軽に観るにはお勧めです。
鑑賞メモ:DVD