今回の選挙、小選挙区も魅力満載です。
その中でも私が特に注目する選挙区3つ を紹介します。
宮城4区
安住淳(中道)
VS
森下千里(自民)
小柄な体格に似合わぬ尊大な態度から、永田町では「ちびっこギャング」の異名を持つ安住淳。
国民民主党の玉木党首を公の場で平然と「玉木」と呼び捨てにするなど、その横柄さは年季が入っています。
今回の選挙でも、
・メロンパンを足組みで食べる動画をXに投稿
・ポケットに手を突っ込んだまま応援演説
と、「なぜそれを公開した?」と言いたくなるセルフネガキャンを連発。
もはや“悪役ムーブ”を楽しんでいる節すらあり、横柄イメージは更新され続けています。
(クリームパンを足組んで食べてただけで叩かれるのは気の毒とが思いますが。今までのイメージが悪すぎなので)
とはいえこの男、選挙区10連勝中の無敗。
地元では「態度は最悪だが仕事はする」という、典型的な地盤・看板・カバンの完成形。
世間で嫌われても落ちない、選挙の鬼です。
対するは「もりちぃ」こと森下千里。
元グラドル・元レースクイーンという肩書きで、2019年に地縁も血縁もない宮城に落下傘降下。
「森下千里? 森高千里なら知ってるけど…」
という地元の正直すぎる声が象徴するように、当初は完全に“話にならない候補”。
しかし5年ほど前に母親とともに石巻へ移住し、
徹底したドブ板、雨の日も風の日も地元回り。
辻立ちが趣味で基本毎日やっているそうです。凄い根性です。
気づけば「ちゃんと地元に根を張る覚悟のある候補」として評価され、
ついに安住と渡り合える位置まで浮上してきました。
果たして、ジャイアントキリングはあるのか、大注目です。
東京24区
萩生田光一(自民)
VS
細貝悠(中道)
経産大臣、文科大臣、政調会長経験。
一方で、統一教会、裏金問題――
清濁併せ呑む“ザ・自民党実力者”、萩生田光一。
高市首相の懐刀、小池百合子とも近く、
自民党も都政サイドも「萩生田だけは絶対に落とせない」超A級防衛ライン。
創価学会とも微妙なポジションの小池百合子が応援に駆け付けるか注目されましたが、どうやら駆け付ける模様です。
対する細貝悠は32歳。
早稲田探検部出身。
昨年、立憲民主党から都議に初当選したばかり。
その都議を1年経たずに辞職して衆院選へという、なかなか強気なキャリアジャンプ。
「踏み台感」がゼロとは言えないが、勢いだけは本物。
本来この選挙区には、
2024年衆院選で萩生田をあと一歩まで追い詰めた有田芳生がいましたが、
彼は公明党批判の急先鋒。
過去には批判本まで出しており、「公明票が乗らない」と判断され、東北比例へ。
結果、創価票を最大化できる細貝氏に白羽の矢。
東京24区の中心・八王子は、
創価大学・記念会館を擁する創価学会の聖地。
「3万票持っている」とまで言われる組織票が眠る土地です。
公明党にとっては最重点区。
ここで負けたら顔が立たない、ガチの総力戦。
沖縄1区
赤嶺政賢(共産)
VS
国場幸之助(自民)
全国の小選挙区で、
共産党が唯一勝ち続けている異常地帯、沖縄1区。
2014年以降、「オール沖縄」統一候補として4連勝中。
基地問題を軸に、保守と革新が無理やり手を組んだ結果、
一時は県内の市長ポストを総なめにする勢いでした。
しかし今や革新色が濃くなりすぎ「オール感」は消滅。
賞味期限切れか。
市長選は全滅し、明らかに下り坂。
それでも5連勝なるかが最大の焦点。
対する国場幸之助は、
地元ゼネコン創業家という“ザ・沖縄利権業界”出身。
20代で県議、2012年衆院選で「普天間基地県外移設」を掲げ初当選。
その後、小選挙区では赤嶺に負け続け比例復活。
気づけば主張を転換し、辺野古移設容認へ。
自民党副幹事長など要職も歴任する、リアリスト。
一方で、
暴行事件、W不倫疑惑、統一教会、裏金問題――
こちらもまた清濁併せ呑むフルコース。
「理想か、現実か」
いや、「どっちもキツい」
有権者にとっては、究極の選択感が漂う大注目区です。
そのほかの選挙区
大物が落ちるかもしれない区としては、
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岩手3区(小沢一郎)
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埼玉5区(枝野幸男)
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千葉14区(野田佳彦)
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神奈川8区(江田憲司)
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京都2区(前原誠司)
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京都3区(泉健太)
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香川1区(小川淳也)
など、枚挙にいとまがありません。
とにかく、どこでジャイキリが起きてもおかしくない注目選挙区だらけです。
あと、個人的な話ですが、
私の先輩2人、同級生1人が小選挙区に出馬中(全員元職・浪人中)。
1人は接戦、残り2人は小選挙区は厳しめですが、比例復活の可能性あり。
30年以上会っていないですし、私の事をどれくらい覚えているか怪しい関係ではありますが、やはり、結果は気になるものです。
選挙は、遠くから見る分には最高のエンタメです。




