日本の悲願叶わず~凱旋門賞を勝つには? | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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一昨日、日本競馬界の悲願、凱旋門賞が行われました。

 

毎年10月にフランスロンシャン競馬場で行われる欧州No1レースです。

 

日本からは、1969年にスピードシンボリが挑戦し、以来55年。

 

延べ35頭が苦杯を嘗め続けてきました。

 

今年は、日本ダービー馬クロワデュノールを含む3頭がチャレンジしました。

 

 

 

 

3頭とも、早めのフランス入りし、それぞれが前哨戦に勝利したことから期待が膨らみました。

 

私は、過去2度ほど凱旋門賞現地観戦に誘われ、断ってきましたが、今年は大きなチャンス。

 

以前記事にした通り、「マイル特典で航空券が取れたら現地に観に行く」ことを決め、

3カ月前から毎日JALのHPで検索を続けておりました。

 

マイルではなく、普通に航空券を購入することも考えましたが、

クロワデュノールが凱旋門賞に勝利する可能性については、確信が持ち切れず、

マイル特典が取れた時が運命なんだろうと願を掛けた部分が大きいです。

 

結局、帰国便がどうしても空かず、航空券GETが叶わなかったため現地観戦を断念しました。

 

 

結果は、ご存知のとおり、今年も夢は叶いませんでした。

 

特に、大将格の今年のダービー馬クロワデュノールは、14着と惨敗。

 

56年間、延べ38頭の挑戦で、2着4回を除いた34頭の馬はすべて馬群に沈みました。

 

しかも、ディープインパクト、ドウデュース、マカヒキ、クロワデュノールといった三冠馬を含むダービー馬など、日本を代表する馬たちが完敗したのです。

 

原因はなんといっても、タフな馬場。

 

日本の競馬場より高低差が2倍もの坂があり、足元はぬかるんだ馬場で力が必要です。

 

同じ芝2400mで行われれるジャパンカップの勝ち時計(過去10年平均)を比較すると、

 

ジャパンカップ2分23秒9に対し、凱旋門賞2分31秒3と7.4秒も時計がかかる力がいる馬場なのです。

 

速さだけでなく、強さを求められる、本当に厳しいレースだと改めて感じます。

 

振り返ってみれば、 2着になったオルフェーヴル(2012,2013年)とエルコンドルパサー(1999年)は、誰もが認める日本競馬史上最強馬といえる馬でした。

 

 

 

 

エルコンドルパサーは、春からの長期遠征で欧州仕様に仕上げましたし、オルフェーブルは、主戦の池添騎手ではなく、スミヨンを鞍上に添えて勝負をしました。

 

それでも2着。

 

同じく日本最強馬のディープインパクトは、武豊で前哨戦を使わずに挑みましたが最後は力尽きました(3着入線後、薬物違反で失格)。

 

 

日本最強馬クラスの馬に長期遠征させて前哨戦を使ったうえで、欧州トップレベルの騎手を乗せる、

これくらいしないと勝てないのかなと絶望感に襲われた2025年凱旋門賞でした。

 

逆に、まだ、夢は見続けられる、喜びも感じました。

 

いつか、日本馬が凱旋門賞を制するその日にロンシャン競馬場で歴史の目撃者になろうと。