【追記アリ】真の人気企業ランキングと選ばれる理由 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
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※追記

メーカー4社解説しましたが、寝ボケていたのか富士フィルムが漏れていましたので、追記しました。

 

先週のヤフーニュースに

2026年卒 旧帝大/早慶 新卒就職人気企業ランキング

が掲載されていました。

 

 

 

前回記事にした就職人気ランキングとは異なり

 

 

今回は、いわゆる難関10大学(旧帝+早慶+神戸大)の2026年卒人気ランキングだけあって、

しっくりくる感じとなっています。

 

2026卒予定の難関10大学生大学院生だけを対象に1人5社ずつ選んでもらい集計しているそうです。

 

 では、ご覧ください。

 

 
如何ですか。
 
たしかに就職したい企業とイメージする企業がズラッと並んでいます。
 
トップ25のうち21社は前年と同じ顔ぶれで、残り4社も前年50位以内の企業となっています。
 
つまり、ここに出てくる企業は人気ランキングの常連ということです。
 
就職難易度がもっと高そうなマッキンゼーやゴールドマンなどの名前が見当たりませんが、
入社した後が大変なので行きたい人が限定されるということかなと思います。
出版(小学館など)やTV局も相当難関ですが、これも募集人数が極端に少ないこともありますので、
行きたい人が限定されるということなのだと思います。
 
とてもしっくりきたのでトップ25の企業とオープンワークの口コミ点数との相関を調べてみました。
 
オープンワークの点数は、現従業員もしくは元従業員が評価しているもので
3.5点がおおよそ上位3%になっていますので、
食べログの点数と同じで感覚で見ていただければよいと思います。
 
順位 企業名 口コミ点数
1 三菱商事 4.40
2 伊藤忠商事 4.31
3 三井物産 4.55
4 丸紅 4.20
5 住友商事 4.11
6 三菱UFJ銀行 3.53
7 三井住友銀行 3.94
8 日本政策投資銀行 3.80
9 味の素 4.06
10 NTTデータ 4.07
11 ソニーグループ 4.29
12 双日 4.34
13 楽天グループ 3.88
14 アクセンチュア 4.30
15 野村総合研究所 4.40
16 三菱地所 4.45
17 サントリーホールディングス 4.37
18 博報堂 4.19
19 三井不動産 4.54
20 富士フィルム 3.85
21 PWCコンサル 4.41
22 豊田通商 4.09
22 電通 4.52
22 JR東海 3.13
25 トヨタ自動車 4.11
 
 
はい、予想通り、とても強い相関関係がありました。
 
人気トップ25の平均は4.15点で、これは全体の上位1%未満(おそらく0.7%くらい)です。
大学で言えば最難関国立大学レベルになる感じでしょうか。
 
JR東海の点数が低くでているのが目立ちますが、現業職が多く評価していることが原因で、大卒総合職採用は超難関です。
 
さすが、難関大の学生が第一志望として憧れる企業だけあります。
(実際に内定をもらえるの一握りだけですが)
 
では、これらの企業、何故、人気企業として選ばれているのか、分析してみます。
 
いずれの会社も我が家とは利害関係はないので忖度無しに書きますが、あくまで、私個人の偏見に満ちた意見であること、ご容赦下さいm(_ _)m
 
まずは、総合商社
 
5大商社が上位5社を独占。6・7番手の双日と豊田通商までもがトップ25にランクインしています。
 
Windows2000(窓際でも年収2000万円)とも言われる給与の高さに加え、グローバルに活躍しスキルを磨くことができる(自分の成長)ことが人気の秘密と思います。
 
今は資源高なので、とんでもないことになっていて、5大商社なら40歳前に2000万円、50歳前後で3000万円に届くのではないでしょうか。
 
私も直接の友人知人達が複数の総合商社に在籍していますが、共通しているのは、イケメンでコミュ力と熱量が高いことです。
会社の愚痴などあまり聞いたことはないですし、みなさん生き生きとしています。
人と繋がることが大好きでバイタリティのある方なら第一志望とするに値する企業群だと思います。
 
。。。
 
おっと、理系のブログでした。
 
ランクインした製造業5(味の素、ソニーグループ、サントリー、富士フィルム、トヨタ)を詳しくみていきます。
 
まずは、味の素。
 
単なる日本のBtoCの調味料の会社と思われがちですが、海外売上割合のほうが高いグローバル企業で、BtoBも売上の3割、あまり知られていませんがほぼ世界シェア100%の半導体材料を作っていて半導体でも400億円もの利益(全体の利益の4分の1)を出しています。
今の社長は東工大出身で半導体畑だったそうです。
 
次に、ソニー。
 
先日、詳しい記事を上げたのでそちらを参照ください。(記事を上げた数日後にパナのリストラが発表されビビりました)
 
 
ちなみに上場しているのは「ソニーグループ株式会社」ですが、ソニー株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズを合わせた3社は同じ人事体系となっていて、エレキならソニー、半導体ならセミコンに入社するようです。
セミコンはスピンオフ上場が噂されています。

 

 

続いて、サントリー。
 
非上場企業(子会社のサントリー食品インターナショナルのみ上場)で最も有名な企業ではないでしょうか。
売上3.4兆円、営業利益3200億円はともにビール4社のトップです。
大学の後輩が幹部にいますが、「やってみなはれ」に代表されるチャレンジが減点にならない企業文化みたいです。
口コミの評価はアサヒやキリン(ともに素晴らしい点数ではありますが)に大差をつけていて、入社後の期待ギャップが少なく新卒中途とも入社して後悔しない会社との評判です。
本当に良い評判しか聞きません。
 
最後にトヨタ自動車。
 
時価総額41兆円と日本企業の中で断トツトップ(2位三菱UFJ23兆円、3位ソニー22兆円)です。
売上48兆円、営業利益4.8兆円と業績も素晴らしく、日本一の会社と言って良いと思います。
基本的に車大好きのエリート
「カーガイ:Car Guy」が入社しています。
豊田章男会長はレーシングドライバー「モリゾウ」として有名ですね。
余談ですが、日産がダメになったのは、カーガイではない単なる事務屋のエリートが経営していたからとも言われています。
 
(追記)
富士フィルム
 
完全にオワコンになったフィルム事業。
本業消失の大ピンチから新規事業を立ち上げ、見事に事業転換を果たしました。
化学メーカーとしては、三菱ケミカルの売上高4.4兆円に次いで第2位の3.2兆円(3位は旭化成3兆)ではありますが、
営業利益はトップの3300億円を稼いでいます。
売上構成は、ビジネスイノベーション(プリンタなど’)37%、ヘルスケア(化粧品など)32%がメインでかつてのフィルム事業は17%と完全に社名とは異なる強い事業内容に生まれ変わりました。
ダーウィンの「最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」を地で行く素晴らしい会社と思います。
 
 
 
 
これら5社のメーカーに共通するのは、業界トップクラスで売上もさることながら、営業利益をしっかり出しており(営業利益率でいうと10%程度)、知名度だけでなくしっかりした強みを持っているということと思いました。
 
。。。
 
この調子で企業を解説しだすとキリがないので、このへんで。
 
で、
 
私自身が今大学生だとして、
どこでも入社できると言われたらどこを選ぶか。。。
 
 
 
それは。。。
 
 
 
 
三井不動産です。
 
大学の先輩、後輩がいますが、本当に幸せそうなんです。
 
やはり、家賃収入というサブスクは最強だと思います。
 
高い給与を払ってもなお2000億円利益が出ていて、本体はわずか2000人の少数精鋭。
 
入社できれば、リストラとは無縁の高値安定、不幸になるイメージはホントないんですよね。
 
それでいて、街づくりといったやりがいのある仕事に携われ、作った街は生きた証として一生残る。
 
オープンワーク口コミ4.54点というのは本当にリアルだと思います。
 
同じ理由で三菱地所が2位です。
 
なんだか、子供たちが見れば軽蔑されそうな打算的な記事となってしまいましたびっくり