みなさん、「バチェラー」や「バチェロレッテ」はご覧になったことはありますでしょうか?
イケメン&ハイスペックな1人の独身男性を、職業、年齢、容姿、性格もさまざまな十数人の女性が奪い合う婚活サバイバルバラエティが「バチェラー」。
その逆の女性版が「バチェロレッテ」で、amazonPrimeで配信されています。
アメリカで放送された人気番組を日本版としてパクったものです。
「バチェラー」は5回、「バチェロレッテ」は3回開催されていますが、私はこれが大好物で毎回観ています。
最新作の「バチェロレッテ3」が先月~今月にかけて配信されたのですが、これが凄かった。
3代目バチェロレッテは、東大工学部・宇宙工学科を卒業し、
経産省を経て現在は宇宙関連事業を手がける武井亜樹さん(27歳)。
武井さんを奪い合う15人の男性陣には医者、物理化学者、経営者、ヴィオラ奏者などハイスペックでイケメンがずらり。
1ヶ月の旅の中で1人、1人ふるい落されていくというリアル婚活ゲームなのですが、今回は過去にないまさかの展開となりとても話題となっているのです。
観ていない人のためにネタバレは避けたいので詳しいことは書きませんが、感想を。
一言で言えば、今回のバチェロレッテ、男性への評価が厳しすぎると思いました。
みなさん、旦那さんの嫌いなところ、不満なところってありますよね?
聖子も口に出す出さないは別として、私の嫌いなところはたくさんあるはずです。
結婚というのは、相手をリスペクトして嫌なところもある程度許容し合わないと成立しないと思うのです。
感じ方は視聴する人によって異なるとは思いますが、端的に言って今回のバチェロレッテ、ストライクゾーンがもの凄く狭く、男性の行動への許容度がなさ過ぎるように思えたのです。
私が彼女の彼氏だとしたら、1日に1回は「彼女の地雷を踏む」だろうと感じました。
見方を変えれば「自分に正直」ということになるのでしょうが、現実的に100%満足できる相手というのはこの世に存在しないわけですし、そのようなパーフェクトな方が自分を好きになってくれる保証はない、というかほぼ可能性はないのではと思ってしまいました。
ただ、彼女が特別というわけではなく、多かれ少なかれこのような傾向があり、それが最近の非婚化に拍車をかけているかもしれないとも思いました。
世の中、大変便利になり、独りで楽しむことはいくらでも出来ますし、独身でいることを咎める親族や友人、会社の先輩・後輩もほぼいなくなりました。
そうなると「気に入った人がいれば結婚する」=「妥協してまで結婚する必要はない」ということになっていくのだろうと思いました。
ネット社会になり、出会いの場は、昔と比べると遙かに多くなっているはずなのに、許容度、あるいはハードルが高くなりすぎているのではないかと思いました。
同時にハードルが高くなっているのは親も同じかもしれません。
今回出てきた男性陣15名はハイスペック&イケメン揃いで魅力的な人が多かったのですが、花子が彼らを連れてきたときに自分は両手を挙げて賛成できるのか、いざ連れてきたらどうなるか、そんな目でも番組を観ていました。
情報量があまりにも多く、人生の過ごし方も多様化した現代。
昔のように行き遅れる前に妥協してでも結婚しろという発想の人々は絶滅危惧種になっているんでしょう。。。