【理系】難関国立大学間の距離感2024~合格者平均偏差値比較(河合塾編) | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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主要大学の入試河合塾合格者平均偏差値比較でございます。

 

毎年更新している記事のアップデイトになります。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、2024年の最新データに数字をアップデイトしたものを紹介します。

 

河合塾の合格者平均偏差値及び共通テストの合格者平均点になります。

 

○例年同様、工学部電気電子系の学科で統一し比較しています。

 

○2024年合格者の河合塾全統記述模試理系総合偏差値(英数理科2科目(国語含まず))平均偏差値と合格者の共通テスト平均得点になります。参考として前年比も併記しています。

 

○河合塾偏差値表は2.5刻みで大雑把過ぎますし、国立大学は辞退者が殆どおらず一般入試率も高く、合格者平均偏差値はそのまま入学者のレベルとなりますので、距離感を表すには適してる数値と思っています。

 

 

それでは、どうぞ!!

 

  偏差値 前年比    共テ 前年比
東京/理科Ⅰ類 73.1 -0.3 817 7
-------------------------偏差値70--------  
京都/工/電気電工 68.3 0.4 778 10
東京工業/工学院 66.1 -0.9 728 5
         
-------------------------偏差値65-------  
大阪/工/電子情報工 64.7 -0.9 745 3
東北/工/電気情報工 62.9 -0.8 733 10
名古/工/電子情報工 62.5 -0.7 726 4
九州/工/Ⅰ群 62.4 -1.3 738 8
横国/理工/電子情報 62 0.1 720 17
神戸/工/電気電子工 61.3 -1.2 731 15
北海道/総合理系 61 -0.7 709 0
筑波/総合選理系Ⅰ 60 0.2 693 3
-------------------------偏差値60-------- ------
千葉/工/電気電子工 58.1 -1.9 667 -6

 


【感想】

○ここ数年、各大学難易度の序列そのものに大きな変化はない。

○合格者平均偏差値は全体的に下がっているが、京都大の上昇が目立つ。

○共通テスト得点は全体的に上がっている。

○千葉大は偏差値、共テともに目立って下がっているように見えるが、3年前及び一昨年と比べると違和感はなく、昨年がサンプルエラーで上ブレしていたものと思われる。

○東大理Ⅰの難易度は他を圧倒しており、理Ⅰより合格者平均偏差値が高いのは、東大理Ⅲ、京大医学部、阪大医学部だけ(後日、詳述予定)。

 東大を目指すのか、それ以外を目指すのかで、受験勉強スタート時期も到達すべきレベルも大違いということかと思います。


 

距離感を図示するとこんな感じ(○が偏差値0.7)

 

東大理Ⅰ

京大

東工

阪大

東北

名古屋/九州大

横浜

神戸

北海道

筑波

千葉

 

 

如何だったでしょうか、距離感の雰囲気は伝わりましたでしょうか?

 

なお、東工大は共通テストの配点はありませんが、合格者平均点は東北大や名古屋大と同レベルです。

 

前回記事も書きましたが、後期試験を意識しているのか、それなりにしっかりと対策しているように感じます。逆に言えば、共通テスト対策をせず一発狙いで東工大を受験する層はあまり合格出来ていないということかと思います。