先週合格発表があった注目の東工大の女子枠。
女子優遇によるレベル低下の声もありましたが、実際はどうだったのでしょうか。
難関国立大の推薦・総合型選抜試験の高校別合格者数が掲載されていますので、みていきます。
注目の東工大の推薦・総合型選抜の高校別合格者数はこちら(今回の合格者数は女子枠以外も含まれますが、おおよそのレベル感は分かるかなと)。
どのレベルの高校から合格者が出ているかをみれば、レベルの高低が推測できるかなと思い、女子校だけの東工大合格者数を抜粋してみました。()内は昨年の東大合格者数です。
4人:吉祥(6)、頌栄(5)
2人:お茶の水女子(4)、横浜共立(2)
1人:前橋女子(3)、鴎友(3)、晃華(2)、田園調布(0)、雙葉(12)、立教女学院(0)、洗足(22)、横浜雙葉(2)
如何でしょうか。
合格者を輩出した12女子校の内10校は東大に複数合格者を出している進学校で、残る立教女学院と田園調布も日能研偏差値57と53の進学校。
非進学校からは合格者が出ていないので高校名だけをみると一定のレベルは保っていると言えるように見えます。
東大合格者数TOP3の女子校、桜蔭、女子学院、豊島岡の名前がありませんが、上記表は「2月15日までに回答をした高校」を集計したもので判明率65.7%となっていますので、掲載が漏れているだけと思われます。実際、東大、旧帝、一橋すべての合格校に3校の名前がありませんので、単にアンケートに回答していない可能性が高いです。
この3校からどれくらい女子枠に流れたかはとても気になりますが、現時点では不明です。
また、大宮、柏陽、船橋、久留米大付設、小石川、新潟、岐阜、筑波、渋幕など共学の難関校の名前もたくさん並んでいるので女子枠はこのあたりの高校からも来ていると思われます。
とりあえずの速報でした。