夏休みに読んだオススメ本 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
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夏休みの家族旅行。

 

 

まったり旅行でしたので、何冊か本を持ち込み読書もしていました。

 

1年以上前に出版されたものなので既にお読まれた方も少なくないと思いますが、面白かったものを2冊ほど紹介します。

 

 

お金のむこうに人がいる

 

 

 

「なぜ紙幣に価値があるのか」、「使うときの価値」と「売るときの価値」は違う、「社会全体のお金は増えない」、「政府の借金は国民や企業に移動しているだけ」、「全員がお金を同時に使うことはできない」、「潰れるのは借金をした国ではなく、働かない国」。。。

 

目から鱗です。

 

お金の価値は将来誰かに働いてもらえること。 社会全体でみればお金は増減せずに、移動するだけ。 

 

読後には、お金のむこうに人がいるというタイトルの意味が明確に分かります。

 

ただし、日本がこれほど借金しているのに破綻しない理由は何となくは理解できましたが、確信は持てませんでした。

 

子どもにも読ませたいおすすめの1冊です。

 

 

GE帝国盛衰史

 

 

 

 

世界的トップ企業として多くの会社のモデルとされたGE。

カリスマ経営者だったジャック・ウェルチの自伝「わが経営」を貪るように読んだ方も多いと思いますが、私もその一人。

 

そのウェルチの完璧な後継者選考によって選ばれたはずのジェフ・イメルト時代に何があったのか、いや、そもそもウェルチの時代からおかしくなっていたのでは、といった盛衰物語。

 

純粋に物語としても面白いのですが、「GEの経営や後継者選考育成プログラムは素晴らしい」ともてはやされ、ベンチマークともされましたが、あれは一体何だったのか、成功企業のやり方を盲目的に真似をすれば良いってもんじゃないな、と考えさせられました。