今年読んだ本で面白かった3冊を紹介します。
うち2冊はブロ友さんが記事(1冊目はなついろさん、2冊目はtakujyukenさん)で紹介していたのを見て読んだものです。
まず1冊目「葉桜の季節に君を想うということ」
下記の記事では読み終わっていない段階で中途半端に書いてしまったため、面白さを伝えきれなかったので、改めて。
素人探偵のもとに持ち込まれた霊感商法事件、テンポ良く進むストーリーにドンドン引き込まれていくのですが、アッと驚く大どんでん返し。
どんでん返し系の小説は大好きですが、これはさすがに思い付きもしなかった。。。
みなさんもまんまと騙されること、請け合いです。必ず、もう一度読むことになります
2冊目は、「爆弾」。
わざと微罪で捕まったとしか思えない謎の男「スズキタゴサク」VS警察。
読んでいてイライラするタゴサクの台詞。つぎつぎと爆発する爆弾。
一気読み間違いない1冊です。
そして3冊目、「安倍晋三 回顧録」
これは、日本国民は全員読まないといけないなと思います。
そのとき、彼はどのような背景でどのようなことを考え、誰とどのような交渉をしたのか、実名で事細かく書かれています。
良くそこまで覚えているなと思いますが、それだけそのときそのときで戦略を考え抜いてどう行動するか、どう発言するか、考えていたという証拠なんだろうと思いました。
18回36時間ものロングインタビューでまとめられたものだそうです。
来日したオバマと銀座で会食したときに「この店に来るまでアメリカの車を1台も見ていない、何とかしろ」と言うオバマに、「では、ちょっと外に出て見ましょうか。確かにアメ車はないが、BMW、ベンツ、外車はいくらでも走っていますよ。CMもしていないし、右ハンドルでもない、(関税の問題ではなく)別問題だ」と言い返したといった具体的な会話の内容やトランプ前大統領とはサシで1時間半も長電話をするといった「人たらし」と言われた安部さんらしいエピソードなど、興味深い話のオンパレードです。
私の知っている方も実名で登場してとあるエピソードが書かれていましたが、その方から直接聞いた話と全く同じ(角度は違いますが)でしたので、他のエピソードの信憑性も高いと勝手に思っています。
各国首脳との付き合い方をとっても、さまざまな場面での政治判断や行動をとっても、「さすが安部さん」と思いました。
もちろん、個人的には反対のものもありますが、素晴らしい総理だった、本当に惜しい方を亡くしたと改めて思いました。
冥福をお祈りいたします。