週末土曜日深夜(日本時間)に行われたドバイシーマクラシック(GⅠ)はご覧になりましたでしょうか?
出走した現役最強馬のイクイノックスが圧倒的1番人気(1.4倍)に支持されていたのですが、
そのレースっぷりが凄すぎ。
「世界を震撼させた」という表現がピッタリの競馬でした。
元来、逃げ馬ではないのですが、スピードが違い過ぎて押し出されるように先行したイクイノックス。
そのまま最後の直線を迎え、持ったまま、ノーステッキでぐんぐん後続を引き離し、
ゴールのだいぶ前からルメール騎手がガッツポーズ、手綱を緩めた状態でゴール。
それでもコースレコードを1秒も更新する圧巻のレースとなりました。
これで天皇賞、有馬記念、そしてドバイとGⅠ3連勝。
ひょっとしたら、イクイノックス。日本の歴代最強馬になれるかもしれません。
レーティング日本馬の歴代ベスト10は下記のとおりです(2023/3現在:ドバイ前)。
134 エルコンドルパサー
133
132
131
130 ジャスタウェイ
129 オルフェーヴル エピファネイア
128 ロードカナロア
127 ディープインパクト ナカヤマフェスタ エイシンヒカリ モーリス
126 リスグラシュー(牝) コントレイル イクイノックス
もちろん、レーティングが全てではありませんが、競馬ファンの中では、日本史上最強馬といえば、ディープインパクト、オルフェーヴル、エルコンドルパサーの3頭いずれかの名前を挙げる人が多いと思います(私はエルコンドルパサー派です)。
3歳時には体質が弱く、クラシックは一つもとれなかったイクイノックスですが、今は手がつけられないくらい本格化しているように思えます。
キタサンブラックの子どもですから、これからもっと強くなる可能性が高く、期待が膨らむばかりです。
イクイノックスには、上記3頭が勝てなかったヨーロッパ最高峰レースの凱旋門賞(ディープは3着入選失格、オルフェは2着2回、エルコンは2着)、そして、米国最高峰のブリダーズカップクラシックに挑戦し、制覇して欲しいと思っています。
高速馬場の日本芝GⅠ、時計のかかる力勝負の凱旋門賞、米国の高速ダートBCクラシック、求められる能力が異なるこの3つ世界最高峰レースを勝てば、競馬ファンの最強馬論争に終止符を打ち、万人が認める日本史上最強馬の称号を勝ち取ることになるでしょう。
イクイノックスはその可能性を秘めた素晴らしい怪物馬と思いますので、是非、挑戦して欲しいと思います。