いやー、本日の朝日杯将棋オープン、凄かったですね。
朝日杯将棋オープンは8大棋戦のタイトル戦ではない4つある一般棋戦の一つです。
タイトル戦は持ち時間が長く、実力どおりの決着になることが多いのですが、一般棋戦は持ち時間が短い早指し棋戦です。
どんな強い棋士でも、持ち時間を使い切って秒読みになるとミスが出てしまうので、早指し棋戦では番狂わせがとても起こりやすく、実際に4つの一般棋戦を同一年度に制覇するグランドスラムは達成者が未だにいません。
そんな中、今年度の銀河戦と日本シリーズを優勝した藤井聡太5冠が残る2つの一般棋戦、朝日杯とNHK杯ともにベスト4まで勝ち上がり、史上初のグランドスラムが期待されていました。
ところが。。。
午前中の準決勝 藤井-豊島戦。
先に時間を使い切った藤井聡太5冠は秒読みに追い込まれ、ミスをしてしまいます。
豊島9段は慎重にリードを保ち、ついに画面の表示は99-1。
圧倒的豊島9段のリード、というよりも、藤井玉に33手詰みが生じていました。
豊島9段は完全に読みきったという雰囲気で余裕綽々、藤井5冠は観念したように目を瞑り、詰み筋どおりの手が進行し、解説者も豊島9段の見事な勝利といったトークをしたなか、まさかの失着、一瞬の大逆転。
どこに逃げても詰んでいるのですが、一番危なそうで相手が読んでいないところに逃げた藤井5冠の見事な勝負術、凄かったです。
午後の決勝戦も危なげなく勝ち切り、藤井5冠の優勝。
グランドスラムに王手をかけました。
週末は、藤井-羽生の王将戦第5局。
そして、土曜日はサウジカップデー。
なんと日本馬20頭も遠征、出走します。
世界NO1賞金(優勝賞金1000万ドル)のサウジカップ(GⅠ)にはカフェファラオ、クラウンプライド、ジオグリフ、ジュンライトボルト、パンサラッサ、
ヴァンドギャルドの6頭、それ以外のレースに14頭。
グリーンチャンネルで無料放送あります
どうやら、今週末も先週に引き続き、怠惰な週末になりそうです。