東大とお茶女大の包括協定について | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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先週、東大とお茶女大が包括協定を調印したことをみなさんはご存知でしょうか?

 

土曜日の日経新聞にまあまあ大きめの記事が出ていましたが、殆んど話題になっていないので、取り上げてみました。

 

ヤフーニュースにも出ましたが、コメントゼロでした。

 

 

 

 

 

 
 

東大とお茶女大が合併するとか、法人統合に向けて動き出すとか、そのような話ではなさそうな事は分かりますが、具体的に何をするか、何が変わるか、みなさんは分かりましたでしょうか?

 

私は良く分からなかったので、両大学のプレスリリースを読もうとそれぞれの大学の公式HPをみてみたのですが、不思議なことに本件のリリース記事が掲載されていませんでした(見落としならすいません)。

 

具体策はこれから立ち上げる協議会で検討していくとのことですので、現時点ではフワフワっとした内容というのは致し方ないのかもしれませんが、「東大が他の国立大学と全学的な包括協定を結ぶのは初めてということ」だけが印象に残るこの調印、何とも言えない違和感があります。

 

要は協議会も立ち上がっていないこのタイミングでの発表に違和感があるということです。

 

そこで私なりに邪推しました。


結論から言うと、やはり東大による10兆円ファンドに向けたアピールである可能性が高いと思います。

(念のため申し添えますが、このタイミングでの発表に違和感を感じているだけでこの包括協定自体は素晴らしい取組みだと思っています。)

 

理由は2つ。

 

10兆円ファンド(国際卓越大学)の公募のタイミングであることと、東大の包括協定先が、お茶の水女子大学であることです。

 

まず、タイミングですが、以前の記事に記載したとおり、下記のようなスケジュールです。

 

【スケジュール】

2022年12月 公募開始

2023年3月  公募締切

2023年4月~2024年3月 国際卓越研究大学認定

 

 


そうなんです、、


3月までに申請する必要がありますので、何か取り組みをアピールするのなら申請までに実績を作っておかなければならないわけです。

 

ですので、協議会を作って議論している時間はなく、取り急ぎ先に調印という実績を作ったのだろうと思います。

 

そして、提携先がお茶の水女子大学である点。これはダイバーシティ、もっと言えば、「女子大」であることがその理由であり、同じ文京区だからということではないはずです。

 

東大も下記記事に記載した超女性優遇施策に続き、お茶女との包括提携でダイバーシティへ積極的に取り組んでいく意思表明をしたということだろうと思います。

 

 

10兆円ファンドを選定する文科省・内閣府も過去の実績は必要条件であって十分条件ではなく、「変革」への意思とコミットメントの提示が重要と明言していますので、それを意識しての対応と思われます。

 

過去記事で、第1期の10兆円ファンド選定大学は、東大、京大、東工大の3大学と予想しましたが、東大と東工大がなりふり構わず、かなり目立った動きをしているのに対し、京大の動くが見えにくく、選に漏れる可能性が結構高い(もちろん、いずれ選定されるのは間違いないと思いますが、第1期での選定漏れがありうる)のではないか、とも思い始めています。

 

京都大学は職員組合が10兆円ファンド応募に反対している状況でもあり、動向が気になります。

 

 

 

すいません、以上、私の妄想でしたてへぺろ