東大からも女子優遇施策が正式発表されました。
2027年度までに、女性教授准教授を300人!採用し、教員の女性比率を25%に引き上げる方針とのことです。
(東大の公表した正式文書はこちら)
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400201586.pdf
この300名って、かなりぶっ飛んだ話で、東工大入試の女子枠の設置とは比較にならないほどえげつないと思っていますが、東工大女子枠のような賛否両論の反応が少なく、盛り上がっていません
超狭き門、憧れの東大の教授・准教授のポストが300名ですよ。
盛り上がっていないのは、受験は身近なので自分ごと、教授は自分に関係ない他人事といったところなのかなと思いますが、研究の道を選び東大教授を目指し生活のかかっている男性博士達の職業が300人も奪われることになりますので、学部生に女子枠を作るより酷な話のような気がします。
先日ブログで記事にしましたが、東工大も教授・准教授の女性限定枠を8部局同時に公募しています。
しかし、その人数は各部局1名ずつのたったの8名です。
東大の女性300名のスケールの大きさ、桁違いさが分かっていただけるかと思います。
しかし、最近の女子優遇施策。
東大の教授・助教授の女子枠も東工大の入試女子枠も、ニワトリが先か、卵が先か。
女性が活躍しやすい環境を作るのが先か、女性が活躍している社会を作るのが先か。
活躍しやすい環境が出来るのを待っているうちに世界に遅れをとりドンドン引き離されている現状に痺れを切らした日本政府。
四の五の言っていないで、とにかく女性を増やせ、増やせば環境はついてくるって感じなのかなぁ。
国際卓越研究大学指定の前では、東大でも従わざるを得ないといったところでしょうか。