私はお買い得価格で買い物することが大好きで、価格.comの最低価格よりどれだけ安く買えたか、で満足度が高くなってくるといったことを過去に記事にしました。
最近、13年ほど使用している冷蔵庫の調子が怪しくなり、買い替えを検討しているのですが、その過程で、そんな私の買い物の趣味を脅かすとんでも無い事が起きていることに気付きました。
それは、「指定価格制度」です。
主にパナソニックの最上位機種で採用されているようで、どこで買っても「指定価格」で統一されているのです!
要するに、ヤマダ電気だろうが、ヨドバシだろうが、アマゾンだろうが、どこで買っても全く同じ価格で価格交渉不可なんです。
家電量販店にメーカー指定の売価を強制する、これって、独禁法違反ではないのか?
これにはカラクリがあり、メーカーが在庫リスクを負うなどの措置を講じており、メーカーが直販しているのと同じで、独禁法違反にはならない合法的なものだそうです。
実はパナソニックは2020年から一部モデルでこの指定価格制度を採用しており、2020年は売上ベースで全体の2%、2021年は8%、そして2022年は20%を目指しているということです。
実際、昨年購入したPanasonicの洗濯機。
私が購入したモデルは当時の最上位モデルでしたが、指定価格ではなかったため店頭表示価格31万円を交渉の末、税込24万円で購入しています。
しかし、その後継となる現モデルは指定価格で、なんと388,080円で見事に統一されています。
何故かヨドバシカメラだけ431,200円となっていますが、ポイント43,120円を引くとやっぱり388,080円となります。
もちろん、モデル末期になると指定価格自体が下がるので2割引きくらいでは買えるかもですし機能も良くなっているのでしょうが、指定価格前のモデルの実売価格とは比較にならないくらい高くなりました
で、問題の冷蔵庫。
我が家が愛用していたのはやはりパナソニック。
やはり最上位モデルは、指定価格になっています。
なんと376,200円。
いま使っている冷蔵庫購入価格の2倍以上です
ということで、狙いは指定価格を採用していない2番手モデル。
最上位モデルとは見た目のカッコ良さ(最上位はミラー仕上げ)と若干省エネ面で劣るというところ以外はほぼ変わりませんが、メーカーの統制がないので実売価格は大違いです。
ちなみに家電の一番安くなるのは新モデルが発売・生産終了から1-3ヶ月。それ以上遅いと品薄となり価格が逆に上がり出し、最後は品切れになります。
一番高い時期と低い時期では実売価格は10万円以上違いますし、15年前の冷蔵庫と今の冷蔵庫では年間の電気代が1万円程度違うそうなので、粘るだけ粘って壊れたら買い替えるという買い方だと却って損をする可能性が高いのです。
冷蔵庫の寿命は12-15年と言われていますので、12年以上使っているなら、壊れる前に安い時期を狙って買い替えるのが正解と思っています。
パナソニックの冷蔵庫の場合は年末~2月頃までがベストタイミングです。
指定価格制度も対象モデルをドンドン広げていく方針ですので、次期モデルからは2番手モデル以下も指定価格になっている可能性大、Panasonic以外のメーカーも追随する可能性もありますので、安く買えるラストチャンスかもしれませんね。
東京都民なら21,000円のゼロエミポイントももらえますし、10年保証で20万円以内購入を目標に価格をチェックしていこうと思っています。