まさか。。。
ビタリ??
昨日のTVのニュースを見たとき、飛び上がるほどビックリしました。
見間違え?
何回、目をこすったか。
しばらくすると、テロップに名前が出てきました。
そう、間違いありません。
あの、ビタリ・クリチコです。
彼は、いつの間にか、ウクライナの首都、キエフ(キーウ)市長になっていたのです。。。
ということで、今日は、私のブログの読者はおろか、日本人には全く無名の現キエフ(キーウ)市長ビタリ・クリチコの凄さを伝えたいと思います。
私は結構コアなボクシングファンで、「いいね」がサッパリもらえなかったドン引き記事も書いています。
ボクシングは体重別に17階級ありますが、パンチ力も耐久力も体重が重いほど有利なので、当然ながら最重量のヘビー級が最強となります。
したがって、ボクシング史上最強の男というのは、歴代の世界ヘビー級チャンピオンの誰かということになります。
私は、ボクシングヘビー級歴代チャンピオンの中でも史上最強は、ウクライナ現キエフ(キーウ)市長のビタリ・クリチコだと思っています。
ビタリ・クリチコは、もともとキックボクサーで、その後、ボクシングに転向したという超珍しいキャリアを持っているのですが、ボクシングに転向後、本当に凄かった。
プロデビュー後、全試合KO勝ちを続け、25連続KO勝ちでWBO世界ヘビー級チャンピオンになりました。
彼の実弟のウラジミール・クリチコも恐ろしく強く、アトランタオリンピックで金メダルを獲得した後、プロになり、兄同様にヘビー級世界チャンピオンになっています。
ボクシングには、WBA、WBC、WBO、IBFと4つの主要団体があるのですが、一時期、WBC世界チャンピオンが兄・ビタリ、WBA、WBO、IBF世界チャンピオンが弟・ウラジミールとなり、ヘビー級世界チャンピオンがクリチコ兄弟で独占されていました。
一般的には、弟のほうが有名ですが、弟ウラジミールは打たれ弱いため、絶対に負けないような逃げの作戦の退屈な試合が多く、私は、ヘビー級らしい怪物的な迫力を見せるビタリが大好きでした。
ビタリが負けたのはたったの2試合(45勝2敗)。
1試合は、圧倒的に勝っている試合中に肩を怪我をして棄権したもの。
もう1試合は、ヘビー級最強ボクサーの1人でマイクタイソンをKOで倒した当時世界チャンピオンだったレノックス・ルイスとの試合中、かなり優位であったにも関わらず、目の上を切り、出血が止まらず、ドクターに止められたもので、実質無敗といって良いと思います。
キャリア47戦の中で、一度もダウンを喫したことのない怪物ボクサーでした。
史上最強ボクサーは誰かと聞かれると、正直、マイク・タイソン、ジョージ・フォアマン、ビタリ・クリチコ、この3人でかなり迷いますが、最も打たれ強く、体格に恵まれているビタリがほんの少し優っているのではないか、と思います。
そんな、ビタリが、まさかキエフ(キーウ)市長とは。。。
一日も早い戦争の終結を祈念しています。
ということで、凄さが伝わったかは相当怪しいですが、書かずにはいれなかったので。
明日に続かないので、許してください。。。