ディープインパクトは優秀な子どもを残せたのか、血を繋ぐことができるのか?
と題して2本の記事を書きました。
この2ヶ月で大きな動きがありましたのでそのアップデイト記事になります。
まず、10月3日に行われた日本競馬界の悲願、世界最高峰レースの凱旋門賞ですが、ディープインパクトの娘のスノーフォールと孫のディープボンド。ともに勝つことが出来ませんでした。
そして、幻の、かつ、無名の最強馬シルバーステートですが、ウォーターナビレラ、ロンなど、初年度産駒が大活躍中で2021年種付け料150万円から来年2022年種付け料が600万円と4倍に値上がりしたにもかかわらず、即日満口で、大人気となっています。
大逆転の後継種牡馬になってしまうのかもしれません。
そして、大本命のディープ最後の最高傑作無敗の三冠馬
コントレイル。
コントレイルの引退レースとなった昨日のジャパンカップ、大変な盛り上がりでした!!
日本競馬界最高峰のレースといえば、日本ダービーです。
ジャパンカップ、有馬記念、天皇賞は、生涯何度でもチャレンジ出来ますが、日本ダービーは3歳時のみ、生涯1度しかチャンスがなく、同じ歳のNO1決定戦だからです。
自身もダービー馬であるディープインパクトは7頭もの日本ダービー馬を輩出しているのですが、昨日のジャパンカップは、史上初めて4頭のダービー馬が対決しました。
マカヒキ(2016年ダービー馬)、ワグネリアン(2018年ダービー馬)、コントレイル(2020年ダービー馬)、シャフリヤール(2021年ダービー馬)、なんと、すべてディープインパクトの子ども達です!!
コントレイルは無敗の三冠馬となった後、昨年のジャパンカップはアーモンドアイの2着、今年は大阪杯3着、天皇賞2着とまさかの3連敗。
引退レースのジャパンカップは負けられない一戦となりましたが、見事圧勝、歴代ダービー馬対決を制しました。
「これぞ、コントレイル!」というような鳥肌の立つようなラストランでしたね。
しっかりと仕上げた矢作調教師に敬意を表したいと思います。
余談ですが、矢作調教師は開成高校出身で、同級生が東大や医学部を目指す中、大学受験をせずに競馬の道に入ったという経歴の持ち主です。
話を戻します。
私は、やはりコントレイルがディープの血を繋ぐのではないか、と確信しました。
その理由は馬格です。
ディープインパクト引退レースとなった有馬記念での馬体重は438kgに対し、シルバーステートは490kg、コントレイルは456kgです。
この強力なエンジンを支えるにはコンパクトな体でないと脚が持たないのではないか、と思います。実際にシルバーステートは脚の不安でケガに泣き続けました。
コントレイル、お疲れ様でした!
第二の人生、ディープインパクトの血を繋ぐ大種牡馬になることを祈念しています。