子持ちFIREは実現可能なのか? | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
これから受験する方の参考になればとリアルな体験を余すところなく語ります。
今は、自分の趣味やつぶやきも書いています。
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以前の記事でFIREして何をしたいかを考えました。

 

 

 

 

では、実際にFIREすることは可能なのでしょうか?

 

典型的なFIREの例は、

・年収900万円、手取り680万円の約半分を貯蓄・投資運用し50歳で1億円貯める。

・会社を辞めて労働から開放⇒FIRE達成!

・1億円を原資に4%で運用し、運用益年間400万円で生活すれば一生働かずに楽しく生きられる。

 

といったものです。

 

これなら手が届きそうですが、ツッコミどころ満載ですね。

 

 

家はどうするの?

 

 

子どもの教育費は?

 

 

4%で安定的に運用できるの?

 

 

FIRE後400万円で楽しい生活送れるの?

 

 

そもそも、最近のFIREブームは簡単に手が届くものと錯覚させ、投資や運用を煽る証券・金融マーケット関係者の策略だと思っています。

 

そこで、誰もが羨むような魅力的なFIREを前提としたFIREをするためにはいくら稼がなければいけないのか、検証します。

 

基本的に質素な生活ではなく、私立中高一貫校に通う一般的な受験ブログの読者レベルの生活をしながら、人が羨むような魅力的なFIREを目指す設定です。子ども2人想定で考えます。

 

 

【住居費用】

東京23区内に新築マンション購入し、住むことを想定しました。

2020年の23区内新築マンション平均価格は7712万円となっていますので、諸費用や利息などを加味し8000万円と仮定しました。新築ではなく中古にするとか、駅から離れた物件にすれば金額は下がるでしょうが、数千万円単位の支出にはなることは変わりません。

 

これ程高額な都内マンションが売れまくっているのは、高学歴高収入のパワーカップルの存在が多いと言われています。令和時代の新しいカタチなのかもしれません。

 

【子育て費用】

子どもは中学受験をし、私立中高一貫校から国立大学理系に現役進学と仮定。

 

⇒以前の記事で子ども2人分の教育費が約2600万円と記載しました。

これに習い事、交通費、小遣いなどを加え3000万円かかるものと仮定しました。

 

 

 

 

【FIREの目標額】

FIRE後に月40万円(年480万円)の生活と考えました。

夫婦で月40万円であればときどき旅行したり、ゴルフしたり、少し贅沢な生活ができるかな、と思います。

 

【運用利回り】

前回の記事では4%で運用と書きました。さまざまなFIREに関する記事などをみるとそれくらいの利回りを予定しているようですが、現実的でしょうか?

 

少なくとも私は貯金を4%で回していませんし、安定的に4%を確保するのは難しいように思います。

 

空室リスクの少ない23区内の駅近マンションを購入し、賃貸で回す事くらいしか思いつきませんが、表面利回りで5~6%がせいぜいで実質利回りで考えると3%程度かなと思います。

 

ここでは、実現可能な現実的な利回り3%と考えます。

年間480万円を稼ぐとなると投資額1億6000万円となりますね。

 

つまり、住居費8000万、子ども関連費用3000万を支払ったうえで生活をしながら1億6000万円を貯める必要があります。

 

果たして、何年かかるのでしょうか?

 

 

令和時代の高学歴パワーカップルが平均年収1000万円以上の人気企業に勤めて2馬力でFIREを目指すのなら、定年よりは少し早くFIRE出来る可能性はあるかもしれませんが、やはりハードルはかなり高いように思います。

 

 

夢のまた夢。

 

 

私は既に手遅れです。。。