共通テストまであと3か月。いよいよ本番の足音が近づいてきました。
受験生のみなさまは、併願校も含め出願する大学・学部の絞込みをしている頃かと思います。
第1志望に合格できれば言うこと無しですが、残念ながら第1志望残念で、第2志望以下の併願校に合格した場合、現役で併願校に進学するか、あくまで第1志望に拘り浪人を選ぶのか、悩まれる方も少なくないと思います。
今日は、そんな話です。
我が家の志望校は下記のとおりでした。
第1志望:東工大(前期)
第2志望:早稲田理工・慶應理工
第3志望:横浜国立大学理工学部(後期)
第4志望:東京理科大学工学部・慶應薬学部
では、我が家は第1志望残念だった場合、どこまでだったら現役進学すると決めていたか?
早慶?
横国?
理科大?
我が家は浪人する気はなく、第4志望になったとしても現役進学をすると決めていました。
理由は2つあります。
1つ目の理由は、浪人すれば同級生に対し1年間大学進学が遅れるのは100%確実ですが、希望の大学に入学できるとは限らないということです。
浪人成功率は20%程度とも言われていますが、大手予備校などの公式データがあるわけではありません。
受験生を対象にしたアンケートしたあるサイトによると、第1志望合格率は現役も浪人も45%とほぼ同じ、ただし、東京一工医学部に限ると現役29%に対し浪人43%と10ポイント以上、浪人のほうが合格率が高かったそうです。
いずれにしても、浪人しても第1志望に合格する確率のほうが少ないということ。
身近な例と照らしても肌感覚にも合いますので事実だと思います。
2つ目の理由は、理系の場合は修士課程進学がデフォルトなので、大学院で志望の大学(研究室)に行けば良いと思うからです。
就職時は東工大院生として扱われるので学歴フィルターにかかる事もありませんし、研究などをしっかりアピール出来れば浪人して学部から入るのと変わらない結果を得られる可能性も十分にあります。
東工大大学院だと東工大出身と他出身大学出身は同じくらいの人数がいます。
他大学からの入学者は旧帝国大学や早慶といった難関大はむしろ少数で、理科大、電通大、芝浦工大が出身大学トップ3だそうで、日東駒専や私立女子大出身者もいます。
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日東駒専クラスから浪人して東工大に合格するのはかなりのハードルと考えると、現役で進学してしっかりと勉強・研究して東工大大学院入試を受けるほうが、遥かにハードルが低く魅力的に思えます。
余談ですが、東工大生全員が東工大大学院に行けるわけではありません。
成績優秀者は筆記試験免除で面接のみですが、成績が悪いと大学院入試を受け合格しないと進学できません。
大学院入試はしっかりと対策をしないと合格できないので、大学院入試を受けるハメになった東工大生は東工大だけでなく、東大など他大学も併願して受けるようです。
東工大から東大大学院に進学する人の中には、成績が悪かったため院試を受けるハメになり、結果的に東大しか受からずロンダリングしたという人もいるみたいです。