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スプートニクの恋人

『スプートニクの恋人』 村上春樹    未完成のレビュウ 書き直すかもしれない



5年ぶりくらいの再読。

いつものようにブックオフで発見したので。




春樹氏の小説で特にこの話が好きなわけではないけど

登場人物でいえばこれに出てくる 「すみれ」 が群を抜いて好きだ。


ミュウと会って変わってしまう前のすみれ



引用


 --------どうしたらケルアックの小説の登場人物みたいに

 ワイルドでクールで過剰になれるだろうとすみれは真剣に思い悩んでいた。

 両手をポケットにつっこみ、髪をわざとくしゃくしゃにして、視力はとくに悪くなかったのに

 ディジー・ガレスピースみらいなセルロイドの黒ぶちの眼鏡をかけ、むなしく空をにらんでいた。


 ------背が低く、たとえ期限のよい時でもつっかかるような口の聞き方をした。

 口紅や眉ペンシルなんて生まれてから一度も手にしたことがなかったと思う。

 ブラジャーにサイズがあるということだって、正確に知っていたかどうかあやしいものだ。

 それでもすみれには人の心をひきつけるなにか特別なものがあった。---------





どうしようもなくなって夜中の3時に 僕 に近くの公衆電話から電話をかけちゃうすみれ

文章を書き出したら、初めも終わりもない

ただただ夢中になって書き綴る


たまたま22になって初めて恋に落ちたひとが女のひとだったというだけ




あちら側の世界とこちら側の世界


2つの世界が描かれることは春樹のもので結構ある

井戸が登場してくることも。





こちらにいる自分は取り残されたもの もう半分はあちら側に。

こちら側にいるものが本当ではないのなら

それと接している自分は

なんなんだろうか


人間はそれぞれ、自分の世界のなかで

あちらとこちらを持っている

本音と建前

家庭と社会

??

そう考えれば、相手によって顔は変わる。

いくつもの顔をもっていることになる。


そうじゃなくて


自分だけの世界とそうじゃない世界

表と裏?


深層心理のようなものなのだろうか。

仮面の下にある、隠れた欲望。

嫌悪。好意。


それが求めていたことでも

そうではないことであっても。湧き上がるもの。

それが現われたのがあちら側。




すみれはあちら側にいきもう半分取り残されたミュウと交わりたかった


そして「煙のように」消えてしまった。 僕の前から。



すみれは



もう目的を果たしたからこちらに帰ってきたのか

僕 が必要だったから?


それに気付くことができたから。



最後のシーンも好きだ。


いつものように、突如 僕に電話かける

あくまでしぜんだ


ねえ帰ってきたのよ



とてもクールに。とてもリアルに。





わたしが惹かれる女の子


ぶっきらぼうで粗野 感情表現が得意ではない

ありのままの感情を現わす


しかし、実は人一倍敏感で傷つきやすいのかも


ジョゼと虎~ のジョゼとかさ。


この部分はいまやっている卒論でも用いることができるかもしれない。


本来の自己に立ちかえること。

その点で共通している。





ひとの目を気にして文はかきたくない

見せることを前提にするのではない


思うように

ありのままを!











無題

あまりにも子どもすぎぎる自分が 


ときたまいやになる



どうせ、離れていくのだから

情は浅いほうがいいのではないか


などと・・・





夢をみた



あのひとが元気に旅をしている夢。




もうすこし近くにいれば変わっていたのかもしれない


わたしにとっては、住んでいる場所などかまわない


笑っていて、場所は離れていても、


心がちかくにあれば。


もっともっとふれあいたかったのだけれど。



でもそれは、会ったときにはいえなかった


そうは、感じなかったから。


すぐには会えない距離にいるからこそ


そう思うのかもしれない




Kに対してもそう思えればいい。


ずっとずっとそばにいたい


あれほどにも

気が合うひとなんて

そうはいないのではないか



一方でそう思うのだけれど


なにか、ひっかかっているのだ 


遠くにいっちゃうから




なんだかんだでそれなのだ



考えて考えて考えすぎて



きっといやな態度をとってしまっている

あお

青いそら


蒼いそら



久しぶりの快晴


そらを見上げる


吸い込まれそうなあお







この60億以上の人間が生きているこの星のうえで


おなじ国に生まれ


出会い


惹かれた




あのひとは失いたくないと



そう思った