中山外回り二千二百別定戦、コース巧者の台頭注意…AJCC（GⅡ）
こんばんは、管理人の狐です( ´_ゝ`)ﾉ
明日は、関東圏の中長距離A級馬の始動戦「AJCC（G2）」が中山で行われます。関西圏の日経新春杯に相当するレースですが、別定戦なので力量馬が幅を利かすレース。京都では、JRA唯一のダートG2戦「東海S（G2）」が行われます。
【傾向】比較的人気上位馬の活躍が目立つ非根幹距離二千二百の重賞。前走は総じて重賞組が強い傾向があり、有馬記念やJCなどのG1組と中長距離G2・G3を経由してきた馬も健闘。前走OPやL組なら重賞好走歴の有無を確認、G1で足らなくてもG2,3なら好走可能な馬なら要注意。中山巧者なら高齢馬でも通用、不振の8歳以上馬でも吟味は必要。冬場の重賞らしく、間隔の詰まった馬よりも開いた馬を狙うのが得策か。
【予想】自信度 ★★★☆☆上位混線
今年は上位5番人気馬までの3頭が8歳以上という特異な年、過去の馬齢傾向から絞れば予想は簡単だが…頭数の割には軸の決めにくい混戦模様。外回りは痛みが少ないが直線は荒れたタフな芝、中山実績有無と逃げ馬不在で超スローまでありそうな展開に注意した。
◎チャックネイト、喉鳴りや去勢手術などで6歳でも14戦のキャリア、昨年2勝してOP入り5歳で漸く本格化の印象。前走アルゼンチン共和国杯は0秒2差の3着、重賞でも通用する成長を見せた。芝二千二百（2.1.2.0）と得意な距離、鉄砲も大得意で中山も巧く展開も味方しそう。
○ラーグルフ、2歳時に2勝しホープフルSも3着と活躍したが、3歳夏から素質開花し今春の中山金杯を快勝した。前走札幌記念は夏バテで大敗したが、一息入れて調整は万全。戸崎くん不在で乗り替りは痛いが、得意の中山に戻り一変期待。 ▲ボッケリーニ、G1では足りないがG2大将的な馬で、G2とG3は（3.6.1.3）と極めて堅実。前走チャレンジCもハナ差の2着と8歳でも衰えは無く、一昨年3着・日経賞2着2回と中山適性も抜群。渋った馬場も走るし大外とは言え12頭立てなら気にならない。△モリアーナ、近走後方から差し込む競馬が多く3番枠はやや苦しいが、3歳時のマイル戦は器用に先行していたし緩い流れなら逃げるまであるか？中山は元々巧く重賞勝ちもあり、距離不安はあるが決め手も勝負根性もある。△カラテ、37戦のキャリア持ちで最近の芝ランナーでは珍しいが、 昨夏の7歳時に重賞制覇とまだまだ力はある。マイル重賞制覇の経験もあり距離は少々長い気もするが、好走例の多い間隔を開けたG1組で重賞3勝でも57キロで出走できる別定戦は有利。逃げたこともあり展開面からも要注意。
フェブラリーSの前哨戦はJRA唯一のG２ダート戦…東海S（GⅡ）
京都では、例年中京開催の「東海S（G2）」が行われます。京都開催は過去4回、しかもそのうち3回は千九とあって過去の傾向は当てにできない。脚抜きの良い馬場で京都千八なら、先行馬天下でしょう。中京とは逆にスタミナよりもスピード優先、差しよりも先行優先で組み立てました。前走傾向はG2らしく交流G1かチャンピオンC組が優位、穴ならG3重賞組よりOP・L組が狙い目で条件戦圧勝組にも注意したい。近1年程度の好走実績比較と距離適性を考慮した。
◎ウィリアムバローズ
○オメガギネス
▲タイセイドレフォン
△ブライアンセンス
△レッドファーロ
注ペプチドナイル
【予想】前走G1組が不在で抜けた馬がいない混戦模様。前走特別組が多く、重賞組との比較に注意して高速平坦直線向きの馬を狙う。本命は◎ウィリアムバローズとしました。去年一年の近4走は全て馬券圏内と堅実に走り千八は4勝と得意の距離、右回りも得意で札幌福島も勝ち星があるように平坦直線も走る。前走みやこSは逃げずに抑えて3着と新境地を開き地力も上位。脚抜きの良い馬場で先行策が取れるので首位有望。○オメガギネスが強敵。 前走のL競争は先行して直線離す一方の楽勝、デビューから4戦で（3.1.0.0）と底を割っていない。先行して速い脚を使える高速型で明日の馬場にはぴったり、休養明けで初の関西圏競馬となるので対抗に落としたが輸送をこなせば楽勝まで。▲タイセイドレフォン、前走のみやこSで12着と大敗したが、元々はレパードS2着馬で世代トップ級の力がある。緩く流れる京都千九よりも速くなる千八は得意な条件で、馬場が乾くようなら一発も。△ブライアンセンス、京都千八の条件戦を連勝でOP入りした4歳の上り馬。通算（4.1.3.0）と終い確実な末脚があり、前が止まる展開になれば一気に浮上する。極端な時計勝負にならなけば…△レッドファーロは、芝デビューで勝ちが無くダート転向、6戦（3.1.1.0）とダート転向に大成功した。後方から一気に脚を伸ばす末脚が魅力だが、馬場と展開待ちの条件は付く。初めての千八で左回りと同じ末脚を使えるかが焦点。