6,レース条件別予想(重賞)
2)初春期重賞(2月)
3歳馬のクラッシック候補や古馬A級馬が続々と登場してくる時期で、2月は出走頭数も馬質も揃うステップレースが増えてきます。厳冬期を越えて汗もかくようになり始め、大型馬など仕上げに慎重な馬が出走してきます。馬体重や調教など馬の調子を推し量る推理が必要な時期に…
【根岸Sは差し追い断然】
距離千四のダート重賞はJRAに二つしかなく、そのため根岸Sは距離スペシャリストのダート馬が集まりやすい。すなわち馬質が高くなる傾向が強く、ダート千四としては異例の全傾ラップになりやすく、結果差し追い馬の天下となる。高齢馬でも距離巧者の差し追い型なら迷わず押さえるべきレース。
【格重視の京都記念、裏街道馬狙いの小倉大賞典】
京都記念は春の天皇賞や大阪杯など中長距離G1に向けてのステップ戦で、順調に仕上げてきた前年のクラッシック級4歳馬が順当に勝つレース。注意すべきは出走馬レベルによって世代比較が重要な点と、24年のプラダリアのようなコース巧者ならば高齢馬でも狙える。
小倉大賞典は逆に目標を持った馬がここを使ってくることが珍しいハンデ戦で、世代比較よりも近走好走が続く重賞入着級の実力がある高齢馬が狙い。ハンデ戦とはいえ斤量も人気も中心値の高い馬の好走が多く、前走中距離重賞組の要注意。
【前走好走馬狙いが筋、フェブラリーS】
芝に比べて世代交代が遅いダートを反映して、前走ステップ重賞連対級の5歳馬が強いレース。基本的には地力勝負で、多少スタートが悪いとかの欠点があっても速い上がりを使える馬を狙うべきレース。芝スタートコースでも中内枠が強いことは注意したい。
3)盛春期重賞(3月)
3月はクラッシック本番直前のトライアル戦が多く、素質馬が目一杯の仕上げで一生に一度のチャンスを狙ってくる時期。また古馬もこの時期に仕上げてこないと春G1には間に合わなくなるので、総じて力量馬同士の決着が多くなることが多い。
【弥生賞は王道ルート経由馬、スプリングSは中山経験と素質馬】
弥生賞やスプリングS、チューリップ賞などのG2トライアル戦は、大切に使われ間隔を開けてきた素質馬狙うレース。デビュー以降に素質(≒能力)の片りんを見せていることが重要。
弥生賞は王道ステップを踏んできたエリート馬中心に狙う堅いレース。スプリングSは満を持して待機した素質馬狙いで、1勝級でも中山実績馬の好走例が多い。
チューリップ賞は弥生賞と似た傾向で、前走G1阪神JF組が強いのも弥生賞と同様の傾向。例外はフィリーズSで距離千四ということもあり、一発勝負の穴狙いも可能。
【毎日杯は高速馬】
3月の阪神千八で1分45秒台で走れる馬は相当強いと言え、毎日杯は結果を見るべきレースともいえる。個人的な意見ですが、毎日杯1分45秒台・青葉賞なら2分23秒台・きさらぎ賞1分46秒台で走破した馬は以降の重賞路線で大注目すべき馬と感じます。
【コース巧者が活躍する日経賞、阪神大賞典】
日経賞は中山二千五百というトリッキーなコースを使うため、特に当コース実績馬や中山巧者であることが重要なファクターに。上りをさほど必要としない中山だけに、最終コーナーで先団上位につけられるスタミナ型の馬が狙い。
更にスタミナ重視のレースが阪神大賞典で、典型的な格重視のG2戦で上位人気決着が多く人気でも長距離実績のある馬を狙う。過度の穴狙いは怪我のもとに。
【高松宮記念はタフな差し馬】
スピードの絶対値が高い馬を狙うのがスプリンターズSなら、タフな末脚を持つ差し馬を狙うのが高松宮記念。理由は時期的に降雨による渋馬場が多いことで、経験豊富な高齢馬の活躍が特に多いG1という側面もここにある。海外帰り初戦でも好走するほどタフな精神力を持つ馬も多く、コース・時期・騎手問わず好走実績のあるベテラン古馬を狙うのが面白い。
次回は4月の重賞を予定しています。ではまた♪




