地獄と極楽へごの案内♪ | 片付けがはかどる方法 外伝

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片付けがはかどる方法の管理人です
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片付けを気張り過ぎると、少しばかり心に毒なので
当サイトでは、隊員のエピソード、こぼれ話
決して他人に伝えたくない恥部、

さらに片付けとは、
直接関連しないかもしれませんが
当隊が、皆様とシェアしたい情報などを公開です。

世の中厄介なバイ菌(ウィルス)によって
日常生活も大幅に制限されていますね。

この年末年始、元朝参りや初詣に出掛けることを
控える方も多いのではないかと。

そこで、詣でると言う行動の意味を
浅~く解説します。
詣でるのは少しばかり後だって良いんですよ。

ではスタート♪

この世を去ったらどこへ行くのだろう。
地獄か極楽浄土か。

その世界観は、平安時代の僧、源信(げんしん)
(942~1017)が残した著書
往生要集(おうじょうようしゅう)によって導かれたんです。

源信は奈良で生まれ、比叡山で修行しました。
往生要集は、念仏の修行者らに向け、
極楽へ行くための案内書として書かれたのです。

当時、極楽への導きを願う浄土信仰が
平安貴族の間で広まっていたんですね。

極楽浄土は西にある阿弥陀如来の世界で、
藤原道長も往生要集を愛読したらしいですが。

当時好き勝手やっていた奴が読んでも
何の意味もないと思うんだけどね。

鎌倉時代以降は、地獄の様子を絵にして、
僧侶らが説明する、絵解きがはやり、
庶民にも地獄のイメージが広がりました。

江戸時代にも絵入りの往生要集が
いくつも出版されたんですよ。

地獄絵や極楽図が描かれるなど
美術にも影響を及ぼしたようですね。

ただ往生要集には三途(さんず)の川や
閻魔(えんま)による裁判、
子どもが河原で石を積む場面は出ません。

閻魔の起源はインドの、ヤマにあります。
ヤマは最初に死んだ人間で死後の世界の王と考えられ、
日本に渡って閻魔になったとされます。

中国では道教や民間宗教と融合し、
四十九日や三回忌などの法要で
異なる王が裁く、十王信仰が生まれたのです。

こうした様々な信仰が日本に伝わり、
中世以降に死後の世界のイメージが
できあがったわけですね。


往生要集では、地獄は六つの
迷いの世界、六道の一つ。

六道には地獄のほか、天、人間、阿修羅、畜生、
餓鬼があり、亡くなると六道の中で
生まれ変わる輪廻(りんね)を繰り返すのです。

六道から抜け出した悟りの世界が極楽浄土で、
抜けるには念仏の修行が必要。

一方、キリスト教にも天国と地獄はありますが、
仏教のような輪廻という考えではないみたい。

地獄には等活(とうかつ)地獄や
黒縄(こくじょう)地獄など、八大地獄があります。

それぞれの地獄には広さや寿命があり、
その地獄に落ちる原因も示されていると。
下層へ行くほど苦しみは大きくなります・・。


もっとも恐ろしいのが阿鼻(あび)地獄。
鬼や銅の犬、鉄の大蛇、500億匹(!!!)の虫に
責められ、溶けた銅を口から流し込まれる。

ほかの七地獄の1,000倍以上の
苦しみがあると書かれています。
500億匹(!!!)の虫が想像出来まへん・・

こうした地獄を紹介する絵本が近年、
子どものしつけに効果があると話題になりました。

ただ、愛知教育大のT教授(仏教絵画史)は
親が思っている以上に地獄の恐ろしさが
子どもの意識に残り、恐怖心を抱く。

安易に地獄をしつけに使えば脅しでしかなく、
深刻な影響を与えかねないと指摘します。

そして・・・
極楽は10の幸福、十楽(じゅうらく)を得られる。
まずは、臨終に際しての来迎(らいごう)です。

阿弥陀如来や観音菩薩(ぼさつ)、
勢至(せいし)菩薩などが迎えに来て、
蓮華(れんげ)の台に乗せて極楽に導いてくれる。

極楽に着くと、蓮華の花びらが開き、
往生したことへの歓喜に包まれると。

仏と同じ特徴や能力が備わり、
美しい景色や音楽のなか、
心は清らかな喜びで満たされると。

直接、阿弥陀如来から教えを聞くことができます。
もちろんながら、訪れた事は無いので
どんな教えかは判りまへん・・(^^ゞ

地獄・極楽を描くことで、
源信が伝えたかったことはどんなことなのか。

大阪大谷大のK教授(仏教史学)は
いまの自分の行いを省みることが大切、と。

人は、動物や植物など
あらゆる命を奪って生きています。
うそもつくし、人の悪口も言いますな。

どんな善人も罪を犯して生きているのに
普段は気づかないのですよ。

心の奥では何が正しいのか
わかっていてもなかなか実践できない。
地獄は自分自身が作り出す世界。

この世界をイメージすることで、
自分の罪を自覚し、心の奥にひそむ
善に向かう感性を目覚めさせてほしい、と。


☆一度は見たいな、地獄(余談です)

落語の、地獄八景亡者戯
(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)は、
桂米朝師匠が復活させました。

もともとは伊勢参りの途中に、
あの世に行ってくるかと地獄へ向かう旅の話です。

三途の川や閻魔の庁といった
地獄の名所が出てきて、
ガイドブックのような感じなんですよ(大笑)。

米朝師匠が入れていた遊びは、たとえば
横山やすしさんが亡くなったときには

やっさんがボートに乗って三途の川を走ってくる。
怖いから目を合わすなよ、と。(そりゃ恐いわ)

あの世に着くまでの笑いが満載ですが、
地獄の恐ろしさはきちんと描きます。

悪いことをしたら地獄に落ちる。地獄は恐ろしい。
そこはちゃんとやりなはれ、とのこと。
江戸時代は死が身近で、地獄は旅でした。

でも死後の世界への興味は今も変わりません。
いくらインターネットが発達しても
地獄を見た人はいませんよね。

地獄がどんな世界なのか怖い物見たさがあり、
想像力も働きますねぇ~。

落語に地獄のネタはあっても
極楽はあまりないんです。

やっぱり極楽は、おもろないんじゃないか、と
米朝師匠が言っていたそうです。
一度でいいから地獄をのぞいてみたいですか??

我々片付け隊は、常に貴方の
隣に寄り添い、片付けの方策を
伝え続けていきます。

これまでも、これからも。

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