がん休眠療法三羽烏 | 「あとは緩和」といわれたら

「あとは緩和」といわれたら

少量抗がん剤治療(がん休眠療法)で
元気に長生きを目指す ー

先日行われた飲み会の話をしよう.日本酒

新型コロナも落ち着きを見せているということで,

都内某イタリア料理居酒屋に集合した3人の医者.

 

メンバーは,以下の3人.

・私・・・

・高橋 豊 先生(がん休眠療法提唱者 &

         がん休眠療法センター長)

・都内某病院外科医・緩和ケア医のN先生

 

で,この3人の共通点は何かというと,

少なくとも私の知る限り,都内でガチでがん休眠療法

(少量抗がん剤治療)に取り組み,同療法を中軸にした

治療展開でがん難民の診療にあたっている面々である.

 

関東圏のがん休眠療法三羽烏と呼んでいいだろう.

 

一応,「まともな医者」の集まり・・・のつもりである.

 

更に,この3人の共通点として全員が「外科医」であることが

上げられる.同様に都内で少量抗がん剤治療に力を注がれていた

故・梅澤充医師も外科医だった.

不思議と,皆外科医なのだ.

 

さて,N先生について紹介すると,今の病院で,

・緩和ケアだけでなく,外科手術もやっている.

 (先週は胃全摘術を執刀したとのこと)

・標準抗がん剤が適用されない患者さんには,がん休眠療法を

 自らやっている.

・外来・入院緩和ケア,CARTもしている.

 在宅医療にも絡んでいる.

 とまさにオールマイティーのスーパードクター.

 そして,当院の重要な病診連携ドクターでもある.

 

N先生曰く,

「病院のバックアップもあって,メチャメチャ仕事は

 充実しています」とのこと.

 

がん診療の流れを断ち切ることなく,ずっと一人の医師が

患者さんに関わっていける・・・大病院や大学病院では

なかなかこうはいかない.

 

そうなのだ・・・N先生のがん診療のあり方は,

私が理想とするがん診療医の最終形態と言っていい.

同じ外科医としてそのリアルは羨ましいところ多々ありだ.

 

そして,コレは「小〜中規模民間病院」だからこそやりやすい.

コレが民間病院の持つ多用なニーズに対応する柔軟性であり,

活力であり,魅力である.

 

酒も進み,宴もたけなわ.

・がん診療のナゼ?

・臨床試験の組み方の問題点や解釈の不思議ちゃんな点

・ガイドライン作成時の裏話

・標準治療ファシズム摩訶不思議など・・その他もろもろ・・

 イヤ〜盛りあがる・盛りあがる スター

 

この場に,同じ価値意識の医師が総勢10人も揃えば,

「がん休眠療法研究会」の爆誕だ.

 

「研究会」と称した飲み会から発足でも全然いいのだ.生ビール

次回の飲み会には,緩和ケア医も呼んでみようかな.口笛